幕末です
150年前の本日は明治2年2月23日。
この日、石井さんが定敬さんたちと一緒に登楼して、大いに楽しんだようです
同四月廿三日、君公、予輩皆率て蒼海楼に登り〈海岸の料ていにして絶景なり〉、各自盃を賜り或舞ひ、或踊、或詩を吟し亦歌ふあつて、各得る所の技を出して大に愉快を極む。
(戊辰戦争見聞略記)
石井さんは一応新選組隊士ですが、元々は桑名藩士です。
なので 「君公」 は、松平定敬さんであり、ここに書く 「皆率いて」 は、桑名藩士たちのことでしょうね。
海の見える絶景の 「蒼海楼」 に登って、おおいに楽しんだご様子。
たまには、ね
けど…
お金がない と、密かに松岡孫三郎さんを桑名に金策に行かせているくらいなのに、そのお金は
(その時の記事は こちら☆ )
ちなみに松岡さんはまだ戻っていません。
加えて、桑名から「殿説得」に来ている酒井孫八郎さんは同行してはいなかったのかな。
酒井日記には何も書かれてはいません。
ただ、石井さんの記述でちょっと気になるのがあって、この10日前にこう書かれているんです。
二月十三日、加州の帆船に乗し事在て潜に桑行す。
(同)
これって石井さんが桑名に行ったっていう事
けど10日で往復できるかなぁ
「事在て」ということは、この前に行ってこの日に帰ってきたということでしょうか。
まぁ前月15日からの記載がないので、その間にという事も有り得なくもないですが。
けどね、あくまでも新選組隊士ですっ
隊務があるでしょうし、この数日後には 「市中取締行届」 のご褒美をもらってるし。。。
それとも他に行った人がいるのでしょうか。
え~
書くのならその辺、はっきりと書いておいて下さいな~
でもまぁ、こんな楽しいひと時もあって、良かったと思います。
辛いことばかりでは、あまりに切ないもの。
2019年4月4日 汐海 珠里