私は約20年来の中国の赤絵皿を収集している。
日常の生活の中で、自らが描いたり作ったり出来なくなっていった頃から始めた。
骨董市からスタートして次第に店を持った鑑賞美術店を訪ねるようになった。
一番メインに収集しているのが「色絵の皿」。
館内の柳宗悦が集めた皿と自分の皿をひかくしたかったのだ。
暑い中で開館時間に到着。
日本、朝鮮、そして中国の赤絵が部屋毎に並ぶ。
カタログ内の皿の同じタイプを集めている。
全体では同手を四点持っていた。
柳宗悦は割れやホツ、焼き上がりより、生活の中の器、皿。
中国からお茶の道具として沢山持ち込まれた陶磁器を集めている。
市販されている図録で、見たことの無い図柄の天啓赤絵もあった。
柳宗悦の収集と比較して、目筋のたしかさを確認する場にもなった。