早朝のドローイング 大作か小品か美大時代は対象のモチーフや人体と向き合って描いていた。大きなイーゼルに最低でも木炭紙大、油絵でも小さい画面に描くことは無かった。スケッチ、クロッキーは除いて。歳を経て、作品発表となると観ていただく以外に、向きの作品があれば欲しいという方がいる。大作は額縁経費もかかる。小さい作品は体全体を使うことなく、小品ならではの緻密な色の計算、置き方も求められる。どうも苦手である。三点ともSMで、ただ描き込めばよいのではない。軽くならず、かつ伝えたい雰囲気も盛り込む。猫もお付き合いして悩んでくれている。