迷路とはよく名付けたもの。

一度通ったのに、翌日正しいと思って往ってみると一本曲がる路地を間違えたのか。前日に見つけた画材店に最終日には辿り着けなかった。


ホテルのチェックアウト時間を気にしながらウロウロしていると、ヴェネチアでは遭遇していない窓の内側の空間に出会う。デスクワークしている女性が室内へと手招きしてくれた。


Galerie Dorothea van der Koelenというドイツに本店があるギャラリーだった。

寺院内のヴェネチア派絵画とは対照的な現代のアートが並んでいた。


新鮮な展観だった。日本の和紙とパピルス紙を組み合わせたエンボスの版画は、プライスの数字が3とあった。€3なら買える! 3thousandであった。約40万円と分かり苦笑。

作家の画集は€20だったが帰路の出費を考慮して断念。

写真OKといったのでと時間の許す限り撮影した。

オーナーとの会話は英語。中・高・大の英語教育は何だったの、すらすらと話せたらと自分の学び不足を後悔してホテルに戻ったのでした。