昨日Eテレで、九日に亡くなった桂春団治を偲んで『皿屋敷』を放送していた。
上方四天王ってと調べたら、松鶴、先代文枝、米朝、そして春団治でした。意気なきれいな語り口の印象です。
皆、芸ごと鬼籍に入ります。合掌
『皿屋敷』は、日本各地に類話があり、原因となった家宝、秘宝としての皿は、18世紀、肥前(伊万里)の皿、唐絵の皿、南京の皿、高麗渡り、朝鮮古渡り青磁など様々で、皿以外では盃、針もあるそうです。
落語では見事なパロディーにしてしまいます。
『町内の若者達が播州皿屋敷へお菊の幽霊見物に出かける。
出かける前に隠居からお菊の皿を数える声を九枚まで聞くと死んでしまうから六枚ぐらいで逃げ出せと教えられる。
若者達は隠居の教えを守り、六枚まで聞いたところで皿屋敷から逃げ出してきたが、お菊があまりにもいい女だったので若者達は翌日も懲りずに皿屋敷へ出かけていく。
数日もすると人々に噂が伝わり、見物人は百人にまで膨れ上がった。
それだけ人が増えると六枚目で逃げるにも逃げられず、九枚まで数える声をまで聞いてしまう。
しかし聞いた者は死なず、よく聞くとお菊が九枚以降も皿を数え続けている。
お菊は十八枚まで数えると「これでおしまい」と言って井戸の中に入ろうとするので見物人の一人が「お菊の皿は九枚と決まっているだろう。
何故十八枚も数えるんだ」と訊くと、お菊は「明日は休むので二日分数えました」。』
「明日はお盆で休みます。」というオチもあるそうです。
肥前(伊万里)の見込みに丸形の松竹梅文,その周囲に蛸唐草文を配した蛇の目凹型高台の染付輪花皿を調べました。
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