今朝は昨日からの雨で地面はぬれていたけれど、ランニングスタート。


近所の畑には鶏頭の花。


『鶏頭は秋の季語。ヒユ科の一年草で、中国から渡来した。韓藍の古名で
万葉集にも詠まれている。


一メートル弱の茎先にニワトリのとさかのような真っ赤な細かい花をつける。

黄や白の花もある。庭先などに植えられ、花が少なくなる晩秋までその姿を楽しませてくれる。江戸期までは若葉を食用にしていた。』 とのこと。


私の古美術コレクションには、画面の様な鶏頭の皿(直径20cm)があります。


中国明末の「南京赤絵」といいます。



百足(むかで)を突っつく雌鶏がいて、六羽の雛が右下に、右上には蝶。


鶏頭の花は皿の形に沿って、左画面いっぱいに描きこまれています。


この図は、「五子登科図」とよばれるもので、明末の天啓時代の絵画の画題として好んで描かれています。


五人の子供がすべて科挙に合格する。(皿には六羽いますが)


官吏になるための国家試験に合格し、立身出世を果す吉祥慶寿の文様です。


鶏頭の花も鶏のトサカも、官吏の冠を表し、いずれも科挙に合格して官吏になる願望を表しているものです。


鶏頭の花が気になった早秋のランニングコースです。