
人のまばらな平日の外房線に揺られながら窓の外を眺めている
都会の住宅街の足跡のような
慎ましく穏やかな家々を列車は通り過ぎてゆく
ふいに田が広がる
その向こうには青く霞んだ山々が優しく佇んでいる
働き者の4両編成の列車はトンネルに差し掛かり
ごうっ という音に足元がかすかに揺れると
車内は控えめなオレンジ色の光に包まれ
車輪の打ち出す小太鼓のような音が際立ちを見せる
トンネルを抜け
車内に太陽の優しい光が広がる事に
いつのまにか目を奪われていた
そんな事に気づき
再び視線を窓の外に向けると
広大な海が おかえり と言う
外房線は緑の自然を包んでいる
外房線は蒼の自然に包まれている
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