この一週間トライボロジーの復習をしていましたので投稿しました。
 
トライボロジーの技術分野に関しては、昨年、業務の中で経験して、少し身になっていると感じています。
技術士の試験で昨年からトライボロジーが追加になり、試験のために初めて勉強しましたが、業務でその知識を使えたことがよかったです。
 
基本的には摩耗の予測は相対比較の際はPV値の比較で、凝着摩耗は比較検討可能ですが、私が検討していた部品は、PとVが常時変化するというもので、機構としても、会社の中で未経験に近いものでした。比較部品とは回転の仕方、速度、面圧の時系列も異なるもの。
その際、比較対象とどのように比較すれば、市場適合性があるか判断できるか、そこに得た知識が役立ちました。
設計結果を信頼性試験をした結果、一発で市場適合性ありとの判断結果が出て嬉しかったです。基本的には予想通りの結果を得ました。
また、MBD(モデルベース開発)とも組合せ、トライボ設計をしたので、社内としても新しい評価事例になりました。
 
ただ、トライボ設計は今回のようにうまくいくものばかりではなく、うまくいかないものの方が多いという印象です。
摩耗粉の影響、揺り戻しがあるのかないのか、潤滑剤の影響、温度の影響、比摩耗量の変化などがあり、モデル化が非常に難しい。

 

昨年試作設計した別設計事例では、焼き付きが発生して、、という事例もありました。やはり難しい。焼き付いてトライボ部品(ブッシュ)が抜けるという、、試作でよかったです。使用環境のシナリオ分析も重要だということに改めて気付かされました。

失敗もありましたが、昨年はそういう意味では、トライボの設計経験を多く積めて非常に実りある年だったと思います。それまでトライボの設計をまともにしたことはなかったので。

 

やはり、知識は得ただけでは自分のものにならず、使って初めて自分のものになります。

得た知識は惜しみなく業務で出し切り、磨いて技術にしていきたいものです。

 

来週以降はトライボロジー系の続きで、潤滑剤、表面損傷を復習していきます。

2月末までに復習を終え、論文演習へ移ります!

コンピテンシーの散りばめ方など、参考になる論文を読み、そのあたりをどんどん練習していきたいです。

技術は普段の業務の中で磨かれていると思うので、あとは表現の仕方が課題だと、、

書くことにも慣れてきたので、試験まではまだ日があるので、今年は少し余裕を感じますニコニコ

次回も1週間後を目途に投稿しようと思います。