震災から一年。
東日本大震災により亡くなられた皆さまのご冥福を御祈りするとともに、深く哀悼の意を表します。
また、被災され被害を受けられたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
この一年で、私たちの日常生活は一変しました。
日常が日常でなく、仮の生活のようであり、あの日の出来事が夢であってほしいと、いまでも思う日々です。
平和で幸せな生活が一瞬にして奪われ、成すすべもなく、ただ茫然と時間だけが過ぎてゆく・・・。
程度の差こそあれ、東京の私たちですら、明日からどうするかと考えたものです。
一人一人の状況は違います。
震災で全てを奪われてしまった方に“頑張れ”と酷なことは言えません。
頑張れる人は頑張って…。そして、大きな被災を免れたみなさんはどうか、痛みを分かち合い、助け合いの精神のもと、支えていきましょう。
困ったときはお互い様を忘れずにです。 目標や夢がなければ人間は、なかなか頑張れるものではありません。被災された方が、目的意識をもった生活ができ、幸せを感じることが出来るように、微力ながらバックアップしていければと思っています。
ご縁があり、私は震災前に宮城県白石市の風間市長と白石市のみなさんと出会いました。震災後白石市に、また、宮城県庁にもお邪魔させていただきました。また、宮城県の村井知事とも電話ですが、お話をさせていただきました。今でも被災地と連絡をとりながら、応援させていただいています。
私は白石が、宮城がふるさとと思っています。ちっぽけな私ですが、そこから東北各県、被災されたみなさんの力になれればと思い、出来る限り長いスパンでバックアップしていく覚悟です。
一年過ぎても復興にはまだまだ程遠い状況です。
復興が私の夢であり、ひとつ目標です。
“夢言実行”
春は必ずやって来ます。
今年も東京のスタジオから、ふるさとの白石から元気を発信していこうという覚悟でいます。
本日は各地で追悼の催事があると思います。
14時46分・・・。
亡くなられた方を想い、黙祷をささげましょう。
本日は、静かに、過ごさせていただきます。
復興元年・平成24年3月11日
東日本大震災復興プロジェクト森川智之