今日のブログは「インバウンドが九州各県に及ぼす経済効果」を更に詳細に掘り下げる予定でしたが、先週金曜日に厚生労働省から2019年~2023年の5年間の合計特殊出生率が発表されましたので、それについて書きます。「福岡市、またも出生率九州最下位!」です。

 

なぜ5年間の平均値が重要かというと、規模の小さな自治体となると年間の変動が大きくなる可能性もあるからです。

 

今回のブログを作成していて、またおかしなことに気づきました。

 

福岡市議会議員の方が議会で福岡市役所の執行部に対して、「どうして毎年、合計特殊出生率を公表しないのか」と質問しても、「福岡市の合計特殊出生率は国勢調査に合わせて5年に一回しか計算・公表していない」と返事を繰り返すのですが、では、なぜ、政府のデータでは5年間の平均の合計特殊出所率が公表されるのか。

 

???です。

 

まあ、それはまた福岡市役所にメールで質問するとして、福岡市の出生率は九州全市町村の最下位の1.19。ずっと最下位です。福岡市中央区(出生率0.85)は、今回も全国ワースト10の6位にランクインで、前回の7位から一つ順位を上げました・・・。ワースト50には博多区(出生率1.04)も34位にランクイン。どうした、福岡市!地方最強ではないのか(怒)。

 

■ ワースト10

 

一方、出生率が高い自治体は、沖縄、鹿児島が独占です。これもいつものことですが。

■ ベスト10

 

では、次に福岡県内60市町村の合計特殊出生率の順位です。福岡市は下の方に固まっています。福岡市に人口が集まるということは、少子化が進むということ。東京に人口が集まると少子化が進むというのと同じこと。何とかしないと日本が滅びます。上位3自治体、立派です!

今日は、これでおしまいです。

資料:厚生労働省のデータをもとに、木下が作図。