今回は、少子化対策の番外編で、私が教えている

「福岡大学の学生の出会い問題を解決できるか?」

というお話です。

 

本日、久しぶりに福大の天才教授とランチをしました。

彼は私のブログを読んでくれていて、「独身男女の

めぐりあいの機会をどうやって増やすのですか?」

との質問を受けました。

 

私からは、伊万里市役所が実施している婚活や、

自治会と一体となった市ぐるみのお世話の仕組みを

説明しました。

 

その議論の中で、天才教授から、「福大生の出会い

問題の解決に取り組まないのですか}との鋭い指摘を

受けてしまいました。

そうだよね~ と深く反省をいたしました。

 

天才教授は理系の学部の教授ですが、彼の研究室の

学生は男女ともに殆ど男女交際をしていないとのこと。

 

男子学生に「女子学生に声をかけて来い」と言っても、

なかなか動かないという話をこれまでもしていました。

 

私の学生には、交際相手の有無を聞いたことはありま

せんが、あまり多いという印象はありませんでした。

 

その時にふと思い出したのが、人口問題研究所が

国勢調査に合わせて行っている

「独身男女の交際相手の有無」の調査でした。

 

人口問題研究所は、国勢調査の年に合わせて独身男女の

交際相手の有無、そして交際相手がいない場合には、

交際を望んでいるのかどうかを調査をしています。

 

交際を望んでいるのかどうかの質問は、2010年から

調査が始まりましたので、そこから先は遡ることが

できないのが残念です。

 

結果は、以下の表のとおりです。

男性だけで見ると70%近くが交際相手がおらず、

増加傾向です。また、18~19歳の男性に限ると、

77%は交際相手がいないのです。

 

 

 果たして福大の文系学生も同じ傾向なのかどうかは

わかりませんが、身近なところで交際相手がいない

問題が発生しているとしたら、それを解決できないで

おいて、福岡市の独身男女の出会いを増やせるわけ

ないなと思いました。

 

自分の足元をしっかり見ていなかったことを、

深く反省しています。

 

天才教授に指摘された時に思い出したのが、

フェイスブックの創業の物語でした。

 

facebookは、ハーバード大学の学生の間での出会いを

オンライン上でスムーズに行うのが目的で開発された

ものでした。

 

それが、あれよあれよという間に機能が強化され、

今のような姿になりましたが、元々は大学生の男女の

出会いアプリです。福岡大学の学生同士の出会い

アプリもできるのではないかと思いました。

 

そこでもう一つ閃いたのが、

ふくおか出会いサポートセンター」が使っている

マッチングソフトの応用です。

 

このNPO法人は、ジュノールというグループの

一つですが、男女の出会いを紹介する民間企業は

かなりお金がかかります。

 

それで篤志家が運営費を負担し、若者は一カ月の

会費が1000円ぽっきりという仕組みです。

自分の希望を細かに書いて、あとは個室に入り、

パッド上でAIが薦める人を選ぶ仕組みです。

 

学生同士のマッチングのデータがないので、どこまで

このソフトが使えるかどうかはわかりませんが、

今の学生さんにはなじみやすい仕組みだと思います。

お世話好きのおばさんは登場しません。

 

天才教授からも、学生には、同じ学科の人は嫌だとか、

理系が良いとか、様々な希望があるだろうから、

そのような機能も入れると良いとアドバイスも

いただきました。

 

天才教授はソフト開発もお手の物ですので、

いざというときは甘えようかと思います。

 

幸い、ゼミ生の中に少子化問題を研究したいという

学生もいますので、まずは、福大生の交際問題を

研究しないかと話してみようと思います。

 

最初に取り組むのは、交際の現状を調べることから

でしょうか。人口問題研究所の調査のように交際して

いない学生の割合が70%程度なのかどうか。

また、交際している学生は何がきっかけで交際が

始まつたのか。

 

ワクワクするプロジェクトになりそうです。

 

今はまだ妄想の段階ですが、面白い商品やサービスは

妄想から出発します。進展したら、ご報告します。