弁護士によるリンチ | toshiyorino-tawagotoのブログ

toshiyorino-tawagotoのブログ

ブログの説明を入力します。

 弁護士が暴力によるリンチをすることなど多分ない。

 それくらいの理性は持っているし、元々、屈強な体力を持つそれに向いている人も少ない。

 

 僕の言うリンチは、法律の手続を使うリンチのことだ。

 安倍前総理を検察審査会に不起訴は不当だと訴えたことを指している。

 

 例えば、JR西日本の事故で死亡した人たちの遺族が、感情にまかせてJR西日本の幹部たちを検察審査会に訴えることは理解出来る。

 刑事事件としてどうしても問いたかったのだろう。

 

 しかし、安倍さんについては、弁護士がどう頑張ったところで、不起訴が覆ることはない。

 検察が調べて起訴するだけの証拠がなかったのだ。

 恐らく、彼らもそれは知っている。(知らなかったら、弁護士として問題があると僕は思う)

 

 個人的な恨みがあるわけでもない。

 ただ、政治的なパフォーマンスとして、国民の意識からこの問題が消えるのを防ぐ為に検察審査会に訴えたのである。

 

 法的な手続だから文句は言えないのだが、これは明らかにリンチである。

 法律で裁けない人を、民間人が暴力的に引きずり回すのである。

 

 流れは決まっている。

 検察は2回不起訴を維持し、最終的に強制起訴という恐ろしい手続に入ることになる。

 マスコミはかき立てる。まるで起訴されると犯罪者であるかのように。それを連日国民は読んだり聞いたりするのだ。

 

 これをリンチと言わずに何をリンチと呼ぶのか。

 無罪だったら良いだろう、ではない。無罪であっても、何時までも何時までも犯罪者扱いされることがリンチなのだ。

 

 自分たちは正義だから、悪の安倍さんを裁いても良い、などと考えているのだろうが、許されざる行為だと僕は思う。