最近やっぱりビートルズの新曲とされるものも出た

という事で

ジョンレノンの事を考えている。


ジョンレノンとは一体何だったのか…


それはロックンローラーだ。

平たく言えば歌手だ。

シンガーソングライターだ。



決してイマジンに代表される

平和活動家ではない。


あれは一瞬の興味事。



誰かが言ってたけど、

ビートルズで言えば


"ポールマッカートニーはミュージシャンで

ジョンレノンはアーティスト"



これは大変にしっくりくる。


つまり、ポールマッカートニーという人は

常に楽器を触っていたい職人的なところがあるが


ジョンレノンは表現が音楽であっただけで

音を追求しようとはあまり思わない人だ。



それが証拠にビートルズ時代、

スタジオに新曲ができたと現れて

ペレペレっとメンバーに

ギターで弾いて聞かせ


じゃあ、あと完成させといてって

帰っちゃう人なのだ。



だから、その時々に関心を持ったものを

音楽という形で表現する。



その瞬間に有ったのが平和的な活動って

だけであって



平和活動は完全にオノヨーコの影響だ。

その一端にイマジンという曲がある。


彼のベースはあくまでもロックンローラー。


だから、死ぬ間際まで

彼なりのロックンロールを

そういう意味では追求していたのではないか



1980年に出したスターティングオーバーは

50年代の音楽のオマージュと言われているし



とにかく、ジョンレノンという人が

イマジンの人と片付けてしまう

風潮が私は大変に好きくない。



私はイマジンという曲が

それほど好きではないからだ(笑)



彼の本質は難解であるから

あんな短調な曲では丸で表現できない。



イマジンというアルバムでは、

ビートルズを解散した後出したもの。


イマジンで平和を歌っていながら

別の曲ではポールマッカートニーを

大変激しく揶揄する

「眠れるかい?」という曲を書いている。


そんな大きな目をして

眠る事ができるのか?

と元の仲間に悪態をついている。



ここが彼の厄介なところで

自分の気持ちに正直に表現を行う人だ。



だからやっぱり平和活動家としての

ミュージシャン ジョンレノンは

彼のほんの一部にしか過ぎないのである。




まあ、世の中というのは

1人の人間を1つのイメージで

固めた方がわかりやすい訳だ。


あまり知らない人にだったら余計に

その役柄が浸透してしまう。

世代の違いもあるし…



15年くらい前、

ジョンレノンの「ロックンロール」という

アルバムがリマスターされて再発売された時に

若い女性がそれを聞いたら、


ジョンレノンさんはこんな

アップテンポの曲も歌うんですねと

ラジオで言っていたような。




ビートルズ好きからしたら、

ロックンロールこそジョンレノンの

代名詞なのだが

やはり世間一般にはやっぱり

イマジンの人になっているようだ。



残念!







いま気になってること

 

 

 

 

 

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