さて、山陰から帰り出遅れた感があるが、
やっぱり投稿ネタはビートルズである。
この度、ジョンレノンの1977年頃のデモテープに新しくポールマッカートニーとリンゴスターが音を重ねて、ジョージハリスンが1995年にこの曲にトライしてその時のギターを重ねた
ビートルズの最後の曲とされている、
「now and then」が発表された。
私の感想はまあ然もありなんである。
ビートルズの曲は聞き手の予想を超えてくるというのが1つあり、今回のnowandthenは私の想像の範疇に収まっている。
ジョージのギターはどこ?
とは思ってしまう。間奏はポールマッカートニーのギターであるし、何て言うのかゲットバックを見ても思ったしアンソロジーでのジョージの時も思ったが、
バンド内での最年少ジョージってめちゃくちゃ重要だったんだなと思う。
"それは良くない"とか"コードはこっちがいい"とか平気で言っちゃう。しかもそれが的確だ。
ジョンとポールは天才的才能でありながら、
ジョンはある程度、曲が出来たら「あとはやっといて」だし
ポールはマルチプレーヤーだから、自分でやり過ぎるところは否めないし。
そこをジョージが冷静な目でアレンジの部分でジャッジしていたのだろう。
そこがビートルズのキモだったのだ。
まあリンゴはみんなで仲良くやろう的な感じだろう。一時脱退もしてるが…
ジョージ亡き今、
そのジャッジもない。
95年のアンソロジープロジェクトでの
free as a birdとreal loveの楽曲的な成功は
ジョージハリスンあっての事だったのだ。
正直言って、今回のnow and thenは
上記の2曲のクオリティーには
達していないかな。
全部の音がクリア過ぎて
音の溶け込み感がないのも痛い。
1977年のジョンの声と
2022年のポールの声は
分離して合っていない。
この楽曲を聞き泣けると言った
感想があったが
私にはよくわからない。
まあこれが年齢的にも最後という事で(本当かね)
話題性もあり
売れたんであろうし
結果的には良かったんじゃないかな。
狙い通りって感じだろう。
しかし、now and thenは
私の中でcarpentersなんだよなー