ペンネームは自虐的で「くたばってしめー」からきているそうだ。

 

明治20年の時点で言文一致の恋愛心理近代小説が書かれていた。

 

 終わり方が尻切れトンボで文三はどうなるんだろうと思ったが、

 

そこがまた近代的なんだろう。

 

 ロシア文学の影響をモロに受けて二葉亭の興味は日本の行く末や世相にあった。

 

『其面影』という長編が続編とみなされているようである。

 

 それにしてもタイトルの「浮雲」の意味がわからない。

 

ふわふわ漂っているような近代人のイメージだろうか。