最後の卒業生を送り出してから2年と2か月くらいになります。
校舎のあとは須田塾さんが入って、
時折前を通ると照明だけが異様に明るいですが誰もいないことが多いようです。
発展されることを祈っています。
卒業生から時折、「さびしい」といって連絡をもらいます。
自分が学んだところが消えてしまうことはさびしいことです。
私も残念に思いますが、目を閉じれば様々なシーンが思い浮かんで記憶の中にはまだ存在しております。
先生たちも皆元気ですから、時折ここを訪ねて何か書き込んでくださいね。
やる気・本気・根気
―眠っている無限力を発揮せよ!
やる気・本気・根気を出すには
やる気も本気も根気も勉強の成績を上げるために必要であるばかりでなく、大人になってたくましく人生を切り拓いていくにも必要なことであるのは言うまでもありません。
世の中で成功している人は例外なく、やる気・本気・根気をもって努力をして成功した人ばかりです。
それではどうすればやる気・本気・根気を出して頑張ることができるのでしょうか。
「やる気」というのは、これをやれば自分ためになると思うと湧いてくるものです。この勉強を頑張れば高校に合格できる、この練習に励めばレギュラーになれる、この仕事を仕上げれば出世できる、そう思えばやる気がわいてきます。
「本気」というのはちょっと違って、だれかのためになると思うと本気になれます。肩をたたいてあげるとおばあちゃんが喜ぶ、ボランティアをすると被災地の人に感謝される、ブログを書くと多くの人から反響がある、このように他の人からの手応えを感ずると本気になってますます頑張れるものです。
そして「根気」は、習慣となって、毎日それをしないと気持ちが悪くなると出てくるものです。脳の働きでその時間、その曜日、その季節になると知らず知らずに同じことがしたくなり、しないでいると気持ちが悪いようになるのが習慣ですが、習慣には良い習慣と悪い習慣がありますから、できるだけ自分にとってプラスになるような習慣を身に付けることです。寝る前に必ず筋トレする、英単語を十個覚える、明るく挨拶する、こういう良い習慣は初めは努力も必要ですが、しばらくすると普通にできるようになり、そしてこれが日常習慣となれば、その人の成長は著しいものがあります。
中学生が頑張らなければならない勉強にこれらのことをあてはめて考えてみますと、まず「やる気」については、勉強すれば成績が上がり、テストで好成績をとれば自信がわき、皆に褒められ、行きたい高校にいける可能性が高まってきますから、確実に自分のためになることですから、そう考えれば勉強のやる気はわいてくるはずです。
「本気」について言えば、勉強を頑張り好成績をとることは必ず家の人が喜ばれることです。家の人ばかりではありません。家の人と同じくらいかそれ以上に喜ぶのは塾の先生であることを忘れないでください。だから皆が勉強を頑張り、成績を上げることは確実に人を喜ばせることであり、人を幸せにすることでもあるわけです。ですからそう思えばもっと喜ばせようと考えてますます本気になれると思います。
「根気」については、前に述べたように、よい勉強習慣をたくさんつけて、習慣となった練習メニューを根気よくこなしてほしいと思います。家に帰ったらすぐに机に向かう習慣、その日の学習を振り返る習慣、英文を音読する習慣、数学の応用問題を解く習慣など、根気よくできるようになれば、三か月続ければ目に見える成果が表れ、三年続ければプロ並みの実力になると言われますから、根気よく続けることの爆発的な力を信じてください。
やる気を出す方法
勉強をするには「やる気」が根本となり、それがなければいくらよい参考書、よい先生、快適な場所を与えられても成果は出ません。ここにやる気の出る方法を紹介しますから、これはと思う方法をすぐに実践して勉強成績を爆上げしてほしいと思います。
➀勉強部屋から不要なものを排除する ゲーム機、マンガ、スマホ、PC、趣味の本などが部屋にあっては集中ができません。ついつい気をとられてしまいます。これらは絶対に部屋から排除してください。
②とにかく机に向かう 食欲も食べ始めれば出てくるように勉強も机に向かえばやる気が出てくるものです。作業興奮といいますが、やる気があろうがなかろうがとにかく机に向かうことです。
③締めを区切って勉強する だらだら長くやればいいというものではありません。何時まで、何ページまで、何問まで、と区切ってやるとヤル気が出てきます。(締切効果)
④目標を書きだす 「四百点突破」「学年一位獲得」「〇〇高校合格」など目標を明確にして貼り出し、人にも宣言して自分を追い込むようにすればやる気満々になります。
⑤ポジティブな瞑想をする 背筋を伸ばしてゆっくり息を吸って吐く腹式呼吸をして、過去や未来を考えず今に集中し「勉強することは自分を成長させ、今後の人生を明るくしてくれる」とプラス思考して、頑張る自分、好成績を取った自分をイメージします。
⑥勉強する場所を変える 環境が変わると気分が変わり、ヤル気が出てきます。自宅の部屋でなかなか集中できないときは、場所を変えて図書館や塾の自習室、静かな喫茶店で勉強するのも一つの方法です。
やる気を出させる著名人の言葉
〇「だれよりも三倍、四倍、五倍勉強する者。それが天才だ」野口英世
〇「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか」ヘレン・ケラー
〇「成功する秘訣、それは成功するまで諦めないことだ」アンドリュー・カーネギー
〇「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのなら、それはまだ努力と呼べない」王貞治
〇「いつやるか、今でしょ」林修先生
〇「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」イチロー
〇「手を抜いているヒマも遊んでいるヒマもない。だいたい六時間から七時間はトレーニングをしている。だれもやったことがないようなことをやりたい」大谷翔平
〇「あたしの中の正解はアタシの中にしかないから、絶対見つけてやるッ。自分自身が今できること、今の自分に嘘をつかずに精一杯やること。チャンスは今しかない」織部里沙
大伸塾の先輩たちもこれらの著名人に負けない努力をして奇跡的、驚異的な成績の伸びを達成しました。諸君もその伝統を受け継いで、まだ眠っている無限力を発揮してレジェンドとして語り伝えられる成果をあげてほしいと思います。(2021.7)