検索漂流記:「ググレカス」 | 福田敏也 オフィシャルブログ PEACE! Powered by Ameba

検索漂流記:「ググレカス」

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フクダはときどき
業務に行き詰まると、
気分転換にでたらめなワードを検索窓に入れてみることがあります。

ネットの情報の海とはげに恐ろしいもの。
こんな言葉、あるわけないと思った言葉でも
検索してみると
思わぬ情報にヒットする。

今回のでたらめワードは「ググレカス」。
なぜ「ググレカス」か。
まったく意味ありません。
グーグルの検索のことを考えていた日に
頭に浮かんだでたらめワードが
「ググレカス」だったのです。

ググレカス(Gugurecus, 生没年未詳)は、古代ローマの思想家。

帝政ローマの時代に現在のアルバニアあたりで生まれたといわれている。父は役人で、家の巨大な書斎にはあらゆる本が並べられていた。このため物心ついた頃から興味を持ったものは何でも検索する習慣がつき、13歳頃からはほぼ一日中図書館で過ごすようになった。それ以来さまざまな発見をしては、それを地元の図書館で検索するという日々を続けていた。

だが20代になると、故郷の図書館の蔵書はすべて制覇したのか、図書館通いに飽きてしまいローマに移住する。ローマでも毎日多くの事柄を発見しては図書館で検索しており、その探究心と教養を買われて役人として出世する。何でも知っていたググレカスは人々の注目を集めたが、やがて図書館で少し調べればわかるような事柄を質問されると即座に「ググれカス」という返答をすることが習慣となってしまった。このため人々の反感を買い、ググレカスはローマで孤独に一生を終えた。

当時の人々からは憎まれたが、人が多様な物事に興味関心を持つことの自然さや、それらの物事について検索する楽しみを見出した思想家として知られている。 なお、その祖父、モックーログ(mokuron 生没年未詳)は、脳の構造に目録がにていることを発見し、それが意志を持つのではないかと警戒した。

ほほう、とも思いつつ、
なんかうさん臭いですよね。

そうなんです。
ある言葉から発展した冗談ワードなんです。

はてなキーワードのググレカス解説ページによれば、

インターネットの掲示板やチャットにおいて、自分で検索もせずあれこれと質問をしてくるユーザに対し、「ググれカス」(それくらいググれ(Google検索などを使って調べろ・の意味)、このカス野郎)とだけ返答する者が多いことから、これに触発された「ふたば☆ちゃんねる」の住民が“ネタ”として、『ググレカス』というローマ時代の人物をでっちあげた事から、「ソレナンテ・エ・ロゲ」など一連の亜流を生み出すに至る、一大ムーブメントとして広まったものである。

こうした一過性の言葉遊びが
ばっちり履歴として残っていくのも
ネットの面白いところです。

ググレカスについては、
Wikipediaにも
その盛り上がりの名残があります。

Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/ググレカス