週刊文春の中吊り

この週刊文春の中吊り
鳩山政権に関する記事見出しを見ていたら
最近読んだ
香山リカの本の中での一節を思い出した。

ーーー「しがみつかない生き方」81ページーーー
・・・・・瞬間主義ますます進んでおり、しかも一瞬の勝ち負けのみを問題にする人が増えているという意味では、次第にそれは”悪しき瞬間主義”の様相を呈しつつあるようにも思われる。ある瞬間で時間を凍結し、人々に「あいつも負け」「こっちは危険」と”負けシール”を貼っていく。そんなゲームが活発になっている印象だ。
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TVや雑誌の論調が、
この香山リカの指摘にあるような
瞬間主義的ものになっていないか、と感じたのだ。

視聴率や販売部数を気にしないではいられない時代、
その瞬間、その瞬間
数字のとれる叩きを繰り返す。
それはばっさり言いきっていればいるほど
わかりやすく面白がられるから
そのいい方もどんどん乱暴になる。

ネットで時におこる
個人攻撃や集中砲火の大もとには
こうしたマスコミ論調がつくりだす空気が
影響しているということはないだろうか。