眞木準さん、ありがとう。

6月22日に、僕たちのすごい先輩であり
日本のコピーライター界のスターであった
眞木準さんが急性心筋梗塞で亡くなりました。

80年代、コピーライターという職業が世のスター職業と
言われ始めた最初の時期、
眞木さんはそのど真ん中にいて輝いてました。
コピーライターを特集した本を書店で買ってきては
これが今の広告なんだってワクワクしていました。

僕が博報堂でCMをつくっていたころ
ディズニーランドのお仕事でご一緒させていただいた時もありました。
僕の不注意から
眞木さんのキャッチの文字を打ち間違えてコンテに貼ってしまい
現場でお詫びする僕を
やさしくお許しいただいたこともありました。
ほんと、あのときは、失礼いたしました。

左脳的マーケティングセンスと
それを右脳的に言語化する力と、
そのバランスが人並み外れて素晴らしい人だったんですよね。
ダジャレコピーの巨匠みたいに言う人もいましたが
右脳的生理にストンと落ちる
音や言葉を発見することにかけては
右に出る人はいなかったんだと思います。
ほんと、すごい人だったんだと思います。

眞木さん、どうもありがとうございました。
いろいろなことを教えていただきました。
たくさん勉強させていただきました。
眞木さんからいただいたものを
フクダなりにカタチを変えて次の世代に伝えられるように、
がんばります。がんばります。がんばります。