Messengerで友人からメッセージが届いた。
窮状を訴える内容だった。
以前、金を貸した友人である。
https://toshitsu.blog.jp/archives/2024-03-08-c91+旧友に金を貸した.html
彼によると、薬代にと私が送金した金は固定資産税の支払いで消え、薬のない状態が続いているという。
把握している限りでは、精神科の薬以外に糖尿病のインシュリン(注射器具含む)と、睡眠時無呼吸症のためのCPAPレンタル料。
もうどうすることもできないから、入院に逃避しようかということである。
彼には介護を必要とするご両親がいるが、それはもうどうなってもいいというから驚いた。
加えて、計画性のなさにもがっかりした。
「貧すれば鈍する」
とはこういうことかな、と感じた。
と同時にそれだけ切羽詰まっていたとも言える。
彼が連絡を取ってきた本音はきっとまた金の無心であろう。
口には出さなかったが。
私からの申し出を引き出そうとしていたかもしれぬ。
また貸すことは簡単であるが、それでは根本的な解決にはならないと直感した。
貸したとしたら、きっとまた繰り返すことになろう。
それと、計画性のなさ、大きな固定費の洗い出し、などが必要と感じた。
なので、くわしく事情を聞いた。
いくつか判明したことがあった。
大きな出費はーー。
生命保険料
スマホ通信費
外食費
これらの削減を提案した。
それと、当面の入院にあたってあらかじめ保証料が必要になるとのことだったが、それを含めて今後の生活についても(私にでなくプロに)相談することを勧めた。
そうしたことを話すうち、彼の頭の中が整理されてきたと言って声が明るくなった。
まずは、明日の診察で入院のスケジュールが決まるかどうかで、今後の行動が分かれる。
私は(想像であるが)彼よりも美味いもんを食って「ない」。
彼は親との対面を避けるために、ひんぱんに外食をしているようだ。
ところが私は今夜だって豆腐や納豆にちょっとしたチキンとカップ麺。
彼にしてみるとそういうのは侘しいと感じる様子。
私はこれで満足しているが、いつでも美味しいものを食べられると思っている。
加えて、何かあっても当面は食べていけるだけの資産はある。
その点で恵まれているのだろう。
だからこそ、質素な食事で満足できるのだと思う。
旧友にはなんとかこの局面を打開してほしいと願っている。