新NISAを始めるなら、今からでも間に合うか? 

 

すでに投資をしているかた、旧NISAをやっていたかた、には釈迦に説法かもしれない。

これから投資を始めてみたいが新NISAが気になる、新NISAって儲かるの? というかたは、一読してほしい。

 

まずは新NISAが儲かるかどうかでいえば、普通に投資するよりは非課税の分だけ、つまり約20%分は利益がお得になる。

損失の分は新NISAだろうがどうだろうが変わらない。(ただし、「損益通算」はできないのがデメリット。)

 

問題は、日経平均株価が史上最高値を更新するか否かのいま投資を始めても間に合うのかどうか? と言うことだろう。

 

そこで私なりにポイントをまとめてみたい。

 

1。個別銘柄(「成長投資枠」)に投資したい場合の手法はーー。

  a. 短期順張り

  b. 長期逆張り

 

2。投資信託(「つみたて投資枠」)に投資したい場合の心構えはーー。

  c. 10年単位以上の長期で構える

  d. 株価の上下に右往左往しない

 

ということでいいんじゃないかな。

 

これだけでは分からんといわれそうなので、少し説明が必要かな。

前提として、新NISAのしくみを知らなくてはならないのだけど、詳しくはあちこちにあるのでそちらに譲るとして、簡単に説明しよう。

 

新NISAには2通りの投資の仕方がある。

それが、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」だ。

成長投資枠は、売買したいタイミングで売り買いでき年間で240万円まで投資できる。

つみたて投資枠は、選択した投資信託に毎月一定額をつみたて、年間で120万円まで投資できる。

 

今すぐにでも新NISAを開始するとすれば、1。なら a. の戦略になる。

つまり、上昇基調なのでいつ急落するか分からないから、上昇の波に乗って(=順張り)利益が出たら適度なところで利益確定するのが良いだろう。

 

2。なら、c. と d. のメンタル的な心構えが必要となる。

開始して間もなく急落したとしても狼狽売りすることなく、ナン10年と言うレンジで構えて、毎月投資し続けるのが良いだろう。

もし、下がり始めたよ? と言う場合でも投資を続ける。なぜならドルコスト法で安い時はそれだけ多くの口数が購入できるから。

 

今すぐでなくてもいいからいずれ始めたいのであれば、1。でも2。でも下がる時を待ってじっくり買い時を待てばいい。(=逆張り)

 

暴落がいつ起きるかを予想することは誰にもできない。

でも、季節性のアノマリーとして、春先以降に一時的に下落し年末に向けて回復するという考え方がある。

 

投資格言の一つに、「Sell in May ~(セルインメイ)」と言うのがある。

文字通り「5月に売れ」で、下落前に利益を確保することを端的に言っている。

 

 

まあ、結論としては投資(新NISA含め)はいつから始めても良いのである。

が、やり方や心構えが少し変わってくるということだ。

それさえ間違わなければ、残るは銘柄選びということになろう。

銘柄選びについては、また別の機会にでも書くとしようか。

 

ハッピーな投資ライフを祈ります。