今日、9月1日は防災の日なんだそうです。

そこでこんな記事。


備蓄に関する課題をDXで解決しようという記事がありました。

中身を読むと、予想のついた賞味期限切れの話だったり、
その他にはアレルギーや文化上の食材の問題だったり、人口減少にともなう、災害行政の区割りの問題だったり…

そうしたことをデジタルの技術で管理して乗り越えようって事みたいなんですけど、

個人的には、なんか、こういうのを見てると段々難しくなっていくなぁ…と感じてしまいました


過疎地のまちづくりにおいてもそうですけど、こういうのってコミュニティづくりの方が解決に向けての近道だと思ってて、

田舎が事例を示す事が出来るチャンスだと思っています。


私自身が考える災害に対する備えとは、

①ハザードマップにより、拠点の災害危険性を知る。(難しければ災害リスクカルテなどのサービスを活用する。)
②どの災害が危険かを知り、その災害が起きた時の避難所を設定する。(安全であれば自宅も可)
③避難所として設定した場所に防災備蓄を行なう。

という事なんですが、②の避難所について、別に行政が指定する避難所である必要はないと思ってて、
親戚や友人宅など、コミュニティ内で完結することも十分可能だと思うんです。

行政の避難所って結局、キャパの問題とか当日の体制とか、行政機関の風通しがよっぼど良くないと調べる事がとても大変だと思うんですね。

賞味期限の問題も、無駄に高い“10〜20年の賞味期限“とかっていう味も形も分からないようなものを備蓄して管理できないくらいなら、
1.2年でもいいから、それを使って定期的に避難訓練として試食会をすればいい。
コミュニティがあれば、それをキャンプの食材として作り方、味などを試しておくと、有事の時にも焦らなくていいんです。


そういう感じでら日頃の井戸端会議や酒のつまみの話題のひとつにしてしまえば、中々にまとまった防災組織が出来そうな気がしています。



※我が家の災害備蓄庫兼ローリングストック庫(玄関収納)

我が家の進捗度としてはとりあえず、自宅がハザードマップで災害危険性が低い事を確認済みで、建物自体も耐震改修によって上部構造評点1.5以上(新築でいう耐震等級3=大地震でも破損しない可能性が高いレベル)をクリアし、自宅避難が可能な状況を作りました。

その上で家族で話し合い、災害備蓄庫兼ローリングストック庫を玄関などに設定し、取り寄せた防災食も一つずつ試食会を行ないました。

こんな感じで、家族内ではある程度の防災対策は出来ているという事です。

私の仲間たちもハザードマップ上では安全な場所に住んでいる人が多いので、後は備蓄を共用でどうするかの仕組みづくりや、有事の際の活動についてなどはこれから考えていきたいと思っています。

結構長くなっちゃいましたが、どちらにしろ無駄にはならない“コミュニティ内での防災対策“の検討はとても有用だと思いますので、おすすめしたいと思います。