不備はあるものの、そこそこに農地として生産性を上げていたのは下田布施、川西、宿井あたりでしょうか。


【下田布施】

田んぼは反あたりの収量は町内最高の1石8斗で、麦の裏作や黍(きび)なども生産されていたようです。

また、野菜類も波野とともに、牛蒡(ごぼう)、里芋、長芋、茄子、瓜、人参、蓮根を中心に生産されていました。

山野は多いものの便利はよくなく、川辺、畦

立銀山などで下草刈りをしては持ち寄って使用したようです。培糞は田布施市から多少得られたものの不十分で、油糟、醤油糟、干鰯などを買い入れて耕作したようです。


【川西】

他の村落とは少し様相が違い、山あいの地形が多いものの、棚田や浴田など、谷水を利用した水田が発達したようです。

山野、入会などがあるものの、遠い上に白砂の禿山などが多く、下草の生育も良くなかったようで、干鰯、糠などを少々購入しては取り混ぜて耕作したようです。


【宿井】

田作によって反あたり1石7斗7升の収量があった地域だと記録にあります。

村内に野山があるものの、土地が悪く草立ちも良くないため、下草の確保に苦労したようであります。



続きはまた明日👋




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