里山資本主義の本においては、貴重な失敗事例も幾つか掲載がありますが、
まちおこしをする中で生産力にだけ特化した政策を行うと、工場のような町になって住む人がいなくなるというお話があります。
「稼ぐ場所があっても使う場の乏しい地域は、どうしても衰退を免れません」…進化する里山資本主義
第6章の藻谷浩介さん御立尚資さんのご対談より引用
結局、産業だけでは魅力あるまちづくりにはならないという事ですね
…しかし、田布施には田布施が誇るアウトドアスポットが存在します
そして、このうましまでキャンプ場の管理をされているのは、2013年に地域おこし協力隊として馬島に移住された藤田さんご夫妻
我々もつい先日遊びにいってきました
先ほどのホームページうましまCOLORでは、藤田さんご夫婦がうましまのまちおこしのために、様々なイベント企画や情報発信をされています
50年耕作放棄地だった土地を開墾して、そこで取れた野菜を使ってキャンプをする『もぐもぐ』や、
山口大学のキャンプサークルと協力して行なう、『うましまこどもキャンプ』など、
面白そうな企画が行われています
田布施町まち・ひと・しごと創生戦略でも指摘されていた通り、
夏時期にはお客さんが取れるキャンプ場も、それ以外の時期の運営についてしっかり考えていかなければなりません。
藤田さんの奥さん、えりぼーさんが企画するこちらの『ネイチャーラボ』は、
そうした事を踏まえた通年イベントで、
こうやってみても、面白そうな企画がたくさんありますよね
要は、住民側の興味がまだまだついて行ってない。事が浸透しない原因のような気がしています。
里山資本主義の本では、
周防大島町の『海そうじ』や、
広島県尾道市のサイクリングを交えた事例などが掲載されています。
それとは別に、これは江ノ島で行われている、ビーチクリーンという活動です。
江ノ島の海を掃除している、という事がブランド化している事例ですね
うましまのビーチもとってもキレイな海なので、それをキレイにしたいなぁと思える
関係人口
が増えると、うましまに定期的に渡ってくる人も増えるし、環境も整っていくのではないか。
そう考えると、やはりそれを魅力に思う人からどんどん行動していかないといけないなぁと強く思いますよね
よし、頑張るぞ
今日もこちらの本から勉強させていただきました。
稼ぐだけでなく、稼いだ価値を使うところも併せて作らないといけない事などの核心や、
様々なまちづくりの手法、今日の部分でいえばまちに訪れる"関係人口"を増やす取り組みや、様々なイベントを通して、まちのなかに関係者を増やし、接点を増やす事の大切さ、コミュニティの形成の事例など、我々の今後の暮らし方にとても重要な事例が豊富に記載されています