このブログでは


私の人生を変えた座右の書

脳神経外科専門医 築山節先生の

「脳が冴える15の習慣」

をはじめとする著書からの

学び、気づき、体験などを

綴っています


こんにちは、Toshi Teramoto(寺本敏行)です


今週(2023年5月1日の週)は築山節さん著


「一生衰えない脳のつくり方・使い方 : 成長する脳のマネジメント術」

https://amzn.asia/d/2HUrpVR 


の第5章「ストレスに強くなる脳のつくり方」から

脳とストレスについて

数回にわたって投稿しています




脳とストレスについて

昨日の3回目の投稿では


ストレスの種類と

それをどうマネジメントするかについて

以下の4つステップの

概要までお伝えしました


ステップ 1. 

今自分が感じているストレスは何かを認識する


ステップ 2. 

ストレッサーを客観的に観察・評価する

 (種類、時間、量、質はどうか?)


ステップ 3. 

自身のストレス耐性について知る


ステップ 4. 

ストレスレベルを自身にとって

適度なものに調整する


(ちなみにこの4つのステップは

築山節さんが本の中で書いていることではなく

私がその本の内容を理解した上で

自分なりにまとめてみたものなので

その点はご了承ください)


今日はその各ステップの詳細を

説明していきますが

あらためてこのストレスマネジメントの

目的を確認しますと


脳の機能を活性化し

健康な状態を保つためには

適度なストレスが必要ですが


ストレスのほうから

あなたの脳にちょうどいい

レベルに合わせてやってきてくれることなど

まぁ、ないと言っていいでしょう


ということは

目の前に現れたストレスを

自分で自分にとってちょうどいいレベルに

調整する必要がある

ということになります


では、各ステップについて

順に説明していきます



ステップ 1. 

今自分が感じているストレスは何かを認識する


まず最初のステップとして

ストレスの認識を挙げているのは

自分が日々受けているストレスについて

無自覚であることのほうが

自覚した上で強いストレスにさらされるよりも

ある意味危険だったりするからです


過重労働や人間関係など

代表的なストレスについても

感情に蓋をして自覚できていない

ということもありますが

それ以外にもストレスには

例えば外気温や湿度の変化などの

環境の変化も含まれます


そういう意味で人間の脳は

24時間365日常になんらかのストレスに

さらされているということになり

日々少しずつ蓄積されていくストレスに

気づかないでいると


本人にとってはある時突然

原因不明の症状があらわれた

ということになり

それによってさらに不安やストレスが

引き起こされることになります


なのでまずは

何かにストレスを感じていないか?

または季節の変化なども含め

自分がどのような環境の変化に

さらされているか?

などを常に問いかけることから

始めてみましょう



ステップ 2. 

ストレッサーを客観的に観察する

 (種類、時間、量、質はどうか?)


ストレスを自覚したら

次にすることは

それぞれのストレスについて


種類=ストレッサー(ストレス要因)は

物理的、化学的、社会的、心理的、身体的

のどれか?


時間=どれぐらい長く続くものか?

単発か?不定期か?定期的か?


量=仕事など、量的に測れる場合は

どれぐらいの量か?


質=短時間でも強いストレスを感じる仕事や

出来事などもあります


といったことを可能な限り

例えば5段階などで数値化してみると

捉えようがなくて

頭の中に漠然広がってものの正体が

客観視できるので

それだけでもストレスを緩和する

効果があります


この際、はじめは評価する数値の正確さは

あまり重要ではありませんので

まずは感覚値でつけてみればいいでしょう


またこの方法は、今のストレスだけでなく

将来に対して漠然と感じている

不安についても有効ですので

ぜひそちらも試してみてください



残りのステップ 3、4については

明日以降の投稿で詳しく説明しますが

今日のまとめとして

私の職場の例を挙げますと

前日まで元気に仕事していた人が

ある日突然欠勤したと思うと

「メンタル不調により一定期間の休養が必要」

と記載された診断書が提出されるケースが

度々見受けられます


その度に、自分への戒めと捉え

自分は大丈夫と思わず

ステップ1の問いかけをするように

しています


今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました❗