自分が必要と感じた時は動くけど、自分が必要と感じてない時はなかなか動かない。

基本的にあまり動かない人(たぶんやればできるかもしれないが、今のところできない人)となっている。


家事に関しても(他のこともか)そんな感じで済ましている。例えば


ご飯を作る、洗濯物を干す、ゴミを集めて集積所まで持っていく、食事などの買い物に行く、風呂を洗い風呂を沸かす、などはよくおこなうこと。

やらないとすぐに自分が困ることをやっているイメージ。


逆に、料理の後片付け、皿洗い、洗濯物の取り込み、洗濯物を畳む、車を洗う、掃除をするなどはあまり動かないこと。


とはいえ、必要でないことも必要になったり頼まれたりするとりおこなうこともある。


食後にコーヒーを入れようとして、流しにマグカップが置いたままだったりすると、結果的に全ての皿を洗ったりするし、次の洗濯物を干すためには前の洗濯物を取り込む必要が出てくるし、ゴミを捨てるためには新しいゴミ袋を用意することも必要となる。


先日、妻の実家で廊下の階段が切れていたことがあった。妻は動く人なのですぐに電球を取り替えに行く。


僕はぼんやりテレビを見ている。動かない。暫くすると妻の声。呼ばれたのでのそのそ妻のところへ。

どうやら電球のガラス部分だけが外れ、ソケット部分はそのまま残ってしまい外れなくなっているようだ。


「ペンチでソケット部分挟んで回したら外れるかも」

と僕が言うと

「ペンチ。取ってくる。」

とすぐに動く妻。素早い。

そもそも僕は、妻の実家のどこにペンチがあるかわからないので、動きようもないのだが。


ふと見ると、テーブルにハサミ。これで出きるんとちゃうか?と考えてみる。


①ハサミで挟むのではなく、ソケットの内側からハサミを拡げて外へ押す。

②ハサミを拡げソケットを外に押しながら、外す方に(反時計回り)にハサミを回す。

なんとなくイメージが沸いたので、やってみる。


ラッキーなことにうまくソケットが動いてくれて外すことができた。後は新しい電球に取り替えればOK。


ペンチを持ってきた妻にハサミでできたことを伝える。

「すごいやん。ありがと。」

とお褒めの言葉。動かない人からやればできる人へ昇格。

「そろそろ帰る?帰り運転する?」

と問われたので

「ええわ。」

「何で?」

「頑張ったから」

「ふうん。」

と妻の運転で家に帰る。動かない人へ降格。


家に帰り風呂を沸かすボタンを押しながら

「コーヒー飲む?」

と聞きキッチンへ。皿もカップも洗われてスッキリしている。

「洗ってくれたん。ありがと。」

そう言いながら妻と僕の分のコーヒーを入れる。