小学5年生の96%が喜んでくださいました。 | 宝地図

宝地図

望月俊孝のメッセージをいち早くアップいたします。
皆さまの感想(コメント)をお待ちしています。
基本的にはお返事ができませんが、すべてのコメントを拝見しています。
ときどき、望月やスタッフがコメントすることがあります。

こんばんは。宝地図の望月俊孝です。

昨日、宝地図を熱心に学んで頂いている大阪の小学校の先生
鮫島秀己先生からステキなメールを頂きました。
あまりにも嬉しくて胸が熱くなりました。
そのままお届けしますので、ぜひご覧くださいね。

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私が勤務する大阪和泉市立緑ヶ丘小学校の5年
(4クラス:児童数136名)は、
1学期から「11才のハローワーク」として、
総合的な学習の中でのキャリア教育に取り組んできました。

1,2学期はいろんな仕事を調べたり、
マインドマップで自分の好きなものを描いたり、
キッザニア甲子園に社会見学に行ったりしました。

 そして1年間の総まとめとして、
「宝地図」に取り組むことになったのです。

学年の先生とも相談して
、以下のような内容を「宝地図」に
表現することにしました。

・ 「自分の将来の夢」

・ 「小学校卒業までの夢」

・ 「これまでの大切な思い出」

・ 「行きたいところ」「食べたいもの」「会いたい人」

・ 「自分の好きなもの」

その中から選びながら、
自分だけの「宝地図」を作る。

 そして、学年最後の授業参観で
「宝地図」発表会をする。
そう計画を立てました。

準備物として、以下のものを用意しました。

・四つ切り二つ分の大きさの画用紙。

・画用紙より一回り大きなダンボール紙

通常、宝地図はコルクボードにすることが多いのですが、
安価な画用紙・ダンボール紙にしました。

二つで160円ほどです。
教材屋さんにお願いし、準備しました。

素材となる材料(写真、切り抜き)は、
子どもだけで用意するのは限界があるので
、学校でインターネットを利用したり、
学年だよりで保護者にも協力をお願いしました。

 また「宝地図」に飾り付ける色紙や
付箋紙なども準備をしました。

子どもたちにも、自分で持っているシールなども
自由に持ってこさせました。

素材を集めたら、早速制作です。

まず、私が作ったクラスの宝地図を見せて
イメージしやすくさせてから、
子どもたちに作ってもらいました。

製作時間は、授業時間で4時間ほど。

でも、「宝地図」を作る時間は
、とっても楽しかったようで休み時間でも、
自主的に取り組む子が多かったです。

 そして、平成23年2月18日金曜日5時間目。

授業参観当日を迎えました。

各クラス廊下に発表順やタイトル名前を書いたプリントを
掲示しています。

「私(ぼく)の宝地図」
「私の最高宝地図」
「私の30才未来日記」
などのタイトルが並びます。

136名の個性あふれる「宝地図」を、
各クラス見せ合いながら、自分の夢、
希望などの思いを発表しあいました。

笑いあり、クラスによっては、
感極まって涙する子どももいたそうです。

5年生全体が夢と希望に包まれる、
とても素敵な参観になったのです。

キャリア教育は、文部科学省も「ニート」などの問題をふまえ、
ここ近年かなり力をいれて推進しています。

小学校段階から発達段階に応じたキャリア教育の導入の
必要性があるとしています。

私は今回の実践を通して、キャリア教育に、
この「宝地図」の授業は非常に有効だということを実感しました。

それは、主に次の3つの「宝地図」の特徴からです。

まず1つ目。

*<夢、思いが広がる>*ということです。

「宝地図」をした子どもの感想で
次のようなものがありました。

「将来のことを考えると、ワクワクしてきて、
 いろんなことが思いつきました。」

「資料を集めているうちに
 保育士になりたいという気持ちが強くなった。」

「好きなもの、夢、行きたいところなどが
 宝地図で見えてきたような気がする。」

はじめは、「夢なんてない」と言っていた子が、
素材集めをしたり、作ったりする間に
夢がみつかったなんてこともありました。

実際、2学期の当初のアンケートでは、

【将来就きたい仕事はありますか?】

という質問に対して約18%(約5人に1人)が
『いいえ』と答えたのに対して、
3学期「宝地図」参観後には、
6%(約16人に1人)に減少しました。

もちろん、2学期のキッザニア甲子園の社会見学などの
体験も原因の一つになっているでしょう。
しかし、感想などから考えると、
「宝地図」の授業の効果もかなり高いことがわかります。

次に、2つ目。
*<友だち同士の交流が盛んになる>*ということです。

子どもたちの感想には、
「自分がつくる楽しさ」も多く書いていましたが、
それと同じか、それ以上に多かった感想は、
『友だちの「宝地図」を見るのが楽しかった』というものです。

本当に多くの子が書いていました。

なぜだろうと考えると、やはり
*<1枚のボードにビジュアル化して表現されている>*からだと思います。

作文なら発表を聞くだけです。

言葉は聞いたそばから忘れてしまいます。

子どもが新聞などでまとめる場合もありますが、
クラスのみんなが注目するような作品は少ないものです。

 しかし、「宝地図」なら写真があるので、
一目見てわかりやすいのです。

どの子の作品も、ついつい目がいってしまうほど、
魅力があるのです。

 そして、3つ目。
*<子どもたちからの圧倒的な人気がある>*ということです。

【「宝地図」の授業は楽しかったですか?】

という質問に対して、

「とてもそう思う」(54%)
「そう思う」(42%)と、
実に96%の子どもたちが、
「宝地図」の授業を支持したのです。

これほど、子どもたちが支持する授業も珍しいです。

宝地図提唱者の望月俊孝さんと共に、
私も「国語・算数・宝地図」運動に取り組んでいますが、
これは不可能ではないと、改めて思いました。

 また、保護者の方も好意的に受け止めている方が多かったです。

参観後、感想をいくつかいただきました。

『早速、部屋に宝地図飾りましたよ!

 これからも、この宝地図のまわりに、
 楽しい思い出や夢・目標を増やしていってもらおうと思います。

 みんなそれぞれ夢や思い出があっていいですね。
 昨日はおばあちゃんも飛び入りで参加させて頂きました。
 「みんなしっかりしているなあ」と感心していました。
 A子の夢はいろいろあって、
 「今の勉強のゴールは?」と考えても、
 よくわからないようです。
 この宝地図をみながら、日々どういう未来にしようかと
 考えてくれたらいいなあと思います。』

『「宝地図」本当に楽しく見ることができました。
 みんなそれぞれの夢があって、
 ステキだな~と思いました。』

『自分の思いが行動や習慣を変えて、
 運命を変えていくのでいいですね。』

「キャリア教育」×「宝地図」

これからの学校教育に、
どんどん取り入れていってはどうでしょうか。

(鮫島秀己)

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