昭和50年代、阪神タイガースにブリーデン選手という助っ人がいました。
パワフルで、どこか愛嬌があって、子どものころの憧れの存在でした。

ある日、友人たちと「ブリーデン選手が泊まってるらしい!」という話になり、赤坂東急ホテルへ。
しかも部屋番号までわかってしまい、勢いで高層階まで行ってしまったんです。

ベルを押すと、なんとご本人がスッと登場!
ちょっとびっくりした表情をしながらも、笑顔でサインをしてくれました。
まさか本当に出てきてくれるとは思っていなかったので、こちらが固まってしまったくらいです。

サインをもらって満足したものの、名残惜しくてその場をうろうろ…。
すぐにホテルの係員に見つかり、やんわり退出(笑)。
今思えば、当たり前のことですね。

でも当時は、怒られることなんて気にもせず、ただ夢中で動けた時代。
あの勢い、今はどこへ行ったのやら。

 

後になって知りましたが、ブリーデン選手は2021年に母国アメリカで亡くなられたそうです。


あの日の笑顔、今でもはっきり覚えています。

写真は、そのときにいただいたサインです。