自分自身への扉 この物理的な世界は、あなたの心の訓練をするには最適な場所です。 | 自分自身への扉

自分自身への扉

答えは自分が知っている


皆さん、こんにちは。

それでは対話を始めます。

すべては自分自身の内側で起こっていること…だから外側を変えようとするのではなく、自分自身の内側を変えること。

これは、鏡に映った自分を変えるには、鏡に映している自分の方を変えなければいけないよ、という例えでよく説明されます。

しかしながら実際に内面を変えるのは簡単なことではありません。例えば、幸せになるにはまず幸せを感じなさい…などと言われますが、感じられないから感じるような世界を望んでいるわけです。自分が変われば世界は変わる、その波動の法則はわかりますよ。ですが、そう簡単に、

なぜ簡単でなければならないのですか? 

なぜって…難しいからです。

あなたは意識がありますね。そして考えることが出来ます。あなたはあなたの意識で身体を動かすことができます。この物理次元において、それは思いを可能にするための力強い道具になります。

コーヒーを飲みたいと思えば、どうすればそれを可能にできるか考えます。そしてそれを実現するために行動に移します。そして見事、あなたの願いは叶えられるのです。あなたはそうやって毎日コーヒーを飲んでいるのです。

あの…あたり前のことですよね。それぐらいは誰だってできることです。わたしはそんなことを聞きたいわけでなく…

ですがすべては同じです。何かをしたい、ではそのためには何をしなければならないか…そしてそれを行動に移す、それだけです。他に何が必要でしょう。

求めるものが時間がかかるようなことであるなら、その時間を利用しその間に準備をすればいいのです。

例えば、あなたが英語を話せるようになりたいと思うなら、まず一年間頑張ってみようと決めます。その期間を英語の勉強に当てればいいのです。

まさかあなたはそれを1日でマスターしたいと言ってるのではないですよね?

努力なしで物事を成し得たいと…そんなことは思ってはいないですよね…?

いや、それはそうですよ…。もちろん何事にも努力は必要ですよ、もちろんです。

あなたはまだ自分は環境に支配されていると思っているのではありませんか?  

満たされないのは環境のせいだ。こんな状態では自分の思うことが何もできやしない…。

まずあなた自身を満たしなさい。あなたが満たされないのに、どうして世界が満たされるのでしょう。

先ほども同じようなことを言いましたが、満たされていないのにどうして自分を満たすことができるのですか?

それは自分を満たすことができるのは自分自身でしかできないからです。

この物理的な世界はあなたの心の訓練をするには最適な場所です。どんな環境であろうと、忍耐を保ち、すべては意識である自分自身が創り出すということを受け入れることができれば、どのような問題であろうと、あなたはそれを克服することができます。

富や名声を手に入れ、人生を謳歌していたとしても、やがて病気や事故、不運があなたを襲うことになるかも知れません。外側に築かれた幸せは、何かのキッカケで一気に崩れ去るもろさを持っています。

環境に支配されている状態では決して永続的な幸せは得られないのです。ですから、まずあなた自身が満たされていなければなりません。あなた自身が幸せでいなければなりません。環境で左右されるのではなく、今、あなたがどのような環境でいようと、あなた自身があなたのなりたい状態になる必要があるのです。

もしあなたの環境に、あなたが怯んでしまう出来事が起こったとしましょう。環境が力を持っていると思っていれば、あなたはその出来事に翻弄され、悩み苦しみ、あなたは人生そのものを呪うかも知れません。ですが、世界を変える力が自分自身の中にあると知っていれば、あなたは、あなた自身の持つその力を使い、たちどころにその状況を改善することができるでしょう。

あなたは今、その訓練を受けているのです。1日ではマスターできるものではありません。それは、その努力なしで成し得るものではありません。その忍耐は必要なのです。この物理的な世界の中で、さまざまな出来事を通してあなたはそれを学んでいるのです。

あなたの内なる世界が外側に反映されています。変えるべき場所は外側ではありません。外側に意識を向けている間は、いつまで経っても同じ世界をあなたは見続けることになります。

ですから努力しなさい。自分の心を鍛え、不平を言う弱さを克服し、すべての原因は自分の内側で起こっていることを受け入れなさい。

やがて、あなたが外側の世界で手にしたいと思っているものが、次々とあなたの元に引き寄せられてくる時が来るでしょう。

それを可能にするのは、その力が自分自身にあることを信じ、さまざまな経験を通して、スピリチュアルな視点で見続けることができた、あなたの忍耐によるものなのです。