第一次世界大戦の間って、こんな風な派手は船が沢山あったんだって。
なんでかというと? ドイツのUボートに狙われないため。
これはRazzle Dazzleという手法で、Norman Wilkinsonというイギリス人アーティストと海軍将校が考案したものだそうです。
でも、戦艦をシマシマにするのが戦略? こっちの方が逆に目立っちゃうんじゃないの? って思いますよね。
ということで、その疑問にお答えいたしましょう。
Uボートは敵の戦艦に魚雷を発射する時、直接戦艦を目がけて撃つわけじゃないんです。
潜望鏡で敵の戦艦を見つけたら、敵の船との距離、速度を目測で計算して、魚雷と敵の戦艦が交差するポイントを割り出し、魚雷を発射するのです。
ということは、目測担当の人達が計算を間違えれば、魚雷は戦艦に命中しないってことですよね?
この模様は、戦艦が向かってる方向や船の大きさを判断しずらくするという効果があるそうです。
芸術的に敵をかわしていくなんて、ちょっとカッコイイ。
