可逆・不可逆とは・・・?


この言葉を説明するのは難しいですが、まずニュアンス的に理解してください。


例1
まず、たとえば”時速80キロ毎メートルの積荷軽トラック”が道路を走行中・・その”荷台に載った人物”が飛び降ります。

(この場合・・大きな怪我(下手をすれば死んでしまいますが・・汗)をすることがあるでしょうが、”安全な飛び降り方”や勇気さえ有れば”ほぼ可能”です。)に対し、・・時速80キロ毎メートルで走行する積荷軽トラックに、

人間が飛び乗るのは、ほぼ不可能です。


走行中の車に飛び乗るタイミングや、かなりの勇気・動体視力・運動神経が無ければ、人間が”自分の力のみ”で猛スピードで走行するそのトラックに飛び乗ることは”まず不可能”でしよう。


つまり”不可逆的”という意味になります。



もちろん”正確な言葉の意味”には、程遠いですが・・

今述べた内容をニュアンス的に捉え、もっと具体的に

その反意味である”可逆的の意味”を理解していきましょう。



例2
貴方は、今・・理科の実験をしています。


”充電可能電池”と”プロペラ付モーター”を使い、

           電気の流れを研究する実験です。


新品電池に電線を繋げ、その先にモーターを繋げば、普通に電流は流れ、

その先のモーターは残りの電気残量が残る限り、

モーターを回転させプロペラも回りますよね。


そして、今度は”逆に”その電池が”充電可能”の電池であれば、反対にモーター側のプロペラを回してあげれば、モーター内が回転することにより電気が発生・・そのときに精製された電気は、充電電池の中にエネルギーとして蓄積されていくわけです。



この状態が”可逆的”ということになります。


しかしこの電池・電線・モーターいずれかに”何らかの不具合(たとえば、充電電池専用ではない場合・・電池の液漏れが起こり電池が破裂する)”がある場合・・どれだけモーターを回し電流が発生したとしても、その発生した電気エネルギーを電池内に保存する事は出来ないことになります。


この場合・・この”作用・反作用現象は成立しない”ことになり、

この言葉である「可逆・不可逆」が使えないことに為ります。


とにかく正常な”上のような状態”であれば、電池&モーターは、どちらの工程からも、その作用効果を”行ったり来たりが出来き”進行・逆行(可逆的)”ができる・・つまり「可逆的」ということになります。