先日速報((^^;)💦)をあげたタクミ君シリーズのドラマの続報。

ていうか、コンパクトに書いたのでいろいろ抜けがあったものを補うと、このBSフジとFODで9月21日からリリースされるドラマは、やはり加藤大悟くんと森下紫温君で2年前に作られた劇場版作品「長い長い物語の始まりの朝」の事実上の続編のようだ。

 

前の作品は、タクミ君シリーズの中でも時系列的に学年が若いころの「暁を待つまで」「そして春風にささやいて」「長い長い物語の始まりの朝(完全版第一巻のための書き下ろしだった)」の章を、脚本:金杉弘子さん、監督:横井健司さん、制作配給は角川、ビデオプランニング、ポニキャンらおなじみのメンバーで作られたものだった。今回のドラマも、脚本監督制作等は同じ、そして取り上げる章は、「若きギイくんへの悩み」「 June Pride-6月の自尊心-」「 決心」「 満月」とのこと。ということは、やはり前作からの続きのエピソードとなる。

前回は、ギイが以前(全く子供の時)から好きだったタクミと同じ学校にわざわざ入学してきて、昔と違って対人接触恐怖症の問題児になっていたタクミと2年になって同室にもなり、(←これは本当にギイの強運のためだけなのか?)やっと心を通わせて恋人同士になったところくらいで終わりだった。しかし今度は、その先に進みたいギイと、いろいろ隠し事があって前に踏み出せないでいるタクミとのもだもだ&解決が描かれるはず。(てことは、肌色シーンもあるのか?(;´∀`)💦)

 

 

そして、キービジュアル(それにキャスティング名)からすれば、やっぱりサブカプの三洲・真行寺、吉沢・高林、そしてなんと、絶対的ストレートの赤池に恋する柴田も描かれそうだ。赤池は、「君とゆきて咲く」で原田左之助を演じた柊太朗くん、見違えちゃった。柴田は歌舞伎の女形がやれそうなルックスということなので、この右下の写真の子はぴったりと思う。しかしここで柴田のエピソードまで入れてくるんだね。板見処の名前まであったけど、大丈夫かな?散漫にならないかしら。(私が懸念するようなことでもないわね💦)

 

タクミ君シリーズは、完全版(既に発表されていたお話たちを時系列でまとめなおしたもの)で11巻もあるから、エピソードには事欠かない。これからも、シーズン2とか3とか作ってもらえればうれしい。

 

さて、書きたい気持ちがあったが書けてなかった春ドラマのニッチなところを。

まず「三人夫婦」。以前拓三(浅香航大)と付き合っていた美愛(朝倉あき)は、今ダンサーの新平(IMP.の鈴木大河)と付き合っている。拓三と美愛は会社員。美愛は新平と結婚したいが、新平は自分の職業的にも性格的にも、うまく結婚生活を持続できる自信がない。そして二人じゃなくて三人ならなんとかできそうと言い出した。それで美愛が声をかけたのが拓三。尽くし型というか、美愛にウザがられるくらい家庭的だった彼はずっとフリーで(レゴで大きな模型をつくるのだけが趣味)二人におしきられ、彼らがマンションの契約更新の機に乗じてころがりこんでこられた。

そこから彼らがどういう生き方を選んでいくか、が描かれたが、不思議なことにストレートだったはずの拓三が、美愛とよりを戻すよりも先に、新平とどうにかなってしまったのだった。\(◎o◎)/!

 

 

 

結局三人は親や兄を説得し、公正証書も作って、三人で婚姻関係(正式な婚姻は無理だけど、子供ができたときや死亡したときなどの権利や義務の所在を明らかに)を継続することにした。下は、晴れてウェディングフォトを撮影している三人。まあ無理な話よね、とは思うけど、ひとと人が仲良く暮らしていくのなら、建前で縛らなくてもいいんじゃないかな、なんていう気になった。これまでIMP.では高良役をやった佐藤新くんと、「僕らは人生で一度だけ魔法が使える」の椿泰我くんしか知らなかったが、鈴木くんにも好感がもてた。エンディングテーマがIMP.で、かっこよかったし、ナレーションが拓三と美愛で飼っていたウサギ(ただし、故人というか故ウサギ)の声でこれが可愛かった。

 
 

 
そして、「彼女がそれも愛と呼ぶなら」。
主人公は、栗山千明扮するイラストレーターの水野伊麻。原作は、一木けいの小説で、出版一年後に文庫化されたくらいのタイミングでドラマに。例によって原作未読。原作では主人公は伊麻の娘千夏らしい。
伊麻はポリアモリーで、一度に複数の人を愛せるらしい。(バイでもあるよう(^-^;)マンションで一人娘の高校生千夏(チナツ・小宮山莉渚)と、そして恋人の到(イタル・丸山智己)、亜夫(アオ・千賀健永)と4人で住んでいる。千夏の父親が誰かは謎だ。イタルの営むカフェでバイトをしている大学生の氷雨(ヒサメ・伊藤健太郎)も彼女に惹かれ、嘘はつきたくないから言うが、私は他にも恋人がいて、みんな愛しているという彼女にとまどうも、一緒に暮らすという提案に乗る。どんだけ部屋数多いんだ?💦
到も亜夫も千夏を父親や兄のようにかわいがっていて、暮らしは平穏。到と亜夫は伊麻をめぐって喧嘩はしない。別々の時に愛の営みもしているっぽい。
もっと普通な氷雨も、お母さんが伊麻のところに怒鳴り込んだりしているが、その暮らしを続けている。
並行して描かれるのは、偶然伊麻と再会した昔の友人・絹香(キヌカ・徳永えり)の恋。絹香はレジ打ちパートをしながら夫とチナツと同じ学校の娘萌絵と暮らしているが、夫はモラハラ男でしかも9年間も不倫していた。絹香も剥製師の針生と出会って恋に落ちるが、私の一番大事なのはいつも娘だと言って別れる。
千夏に初めてBFができた。相手は太呂(タロ・竹野世椰)といい、一途に千夏が好きなのはいいが、家庭の事情(父が重病で入院中に母が不倫している)からか表面は明るいさわやかくんなのに実は屈折していて、若さもあって、まだ千夏はそこまで思っていないのに性的に迫るし、束縛がきつい。この竹野くんが、ICExというスタダのグループに入っている子で、「4月の東京は」で中学生のときの和真を演じていたはず。大人っぽくなったね。
 
 
伊麻と氷雨は千夏の危ないところを救い、年齢の近い氷雨は太呂に、相手を変えたり支配するのではなく自分が好きな人のために変わらなきゃと諭す。
ちょうど、到はシェフとしてイタリアでの仕事に誘われていて、亜夫は元カレ(亜夫もバイらしい)から戻ってきてほしいと言われていた(伊麻はどちらも快く送り出す)ので、氷雨はダメ元で伊麻にプロポーズし、思いがけなくOKをもらう。伊麻も好きな人のために自分が変わらなきゃと思ったのだった。一方絹香は、娘の萌絵に背中を押されて、再び針生に会うようになった。
結婚式は手作りでおこなわれ、牧師は呼ばず、千夏が代わりを務めた。父親の代わりに到と亜夫が伊麻に付き添い、氷雨に渡した。参列者はあと絹香と萌絵と飼っている小鳥だけ。
 
 
 
手作りの花冠が可愛い。栗山さん、細くてきれい。
 
 
しかし、氷雨は伊麻が最近書き上げた自画像が仮面をつけているのを見て、不安に思っていた。ここで伊麻に問いただすと、伊麻は仮面の陰で泣いている自分をはっきりと自覚した。やっぱり誰かひとりだけと決めてしまうと、自分が自分でなくなってしまいそうだと。
そうして、みんなが涙を流しながら、結婚をやめるという氷雨と伊麻の決断を受け入れた。
 
 
 

 

3年後。待ち合わせをしていた伊麻は、氷雨をみかけて声をかけようとしたが、彼と若い女性が仲良さそうに歩いていく姿を見てほほ笑む。そして彼女のもとには、待っていた男性がやってきて一緒に歩いていくのだった。
うーん・・・・。ついつい最後まで見てしまった。(^^;)私は心から納得はしていないのだけど、登場人物それぞれが自分にふさわしい道をみつけて歩いて行ったのだろうし、千夏ちゃんはポリアモリーじゃないみたいだし、各々が頑張って幸せになっていくのならいいと思う。絹香はあのモラハラ夫と別れられたかしら?全員の中であの男が一番いやな奴だった。
 
 
最後に、「子宮恋愛」
これは飛ばしながら、または速度を上げながら、見た部分がけっこうあるが。(TVerまたはFODで)FODなら今も見られる。
 
 
原作は漫画らしい。レディコミとか言われるやつかな?
上のキービジュアルで、左下のREI(沢村玲)を見て沼ったと評判になったようだ。REIは、ONE N' ONLY(謙信と同じワンエン)所属で、「彼のいる生活」の春名、「ハッピー・オブ・ジ・エンド」のハオレン役などで出ていた。
左上のまき(松井愛莉)と下の高校教師の恭一は夫婦なのだが、自分の気持ちをうまく伝えられないまきは結婚6年のいま自分が恭一を好きなのかどうかが分からなくなってきて、また恭一はその右の先輩女子寄島(吉本美憂)と結婚前から、そしていまだにつきあっている。寄島先輩も結婚しているのに。右上の男性はまきの会社の営業の山手(大貫勇輔)で、仕事もできるがモテモテで遊び人ぽい。バツイチで、まきにも興味を持っている。
その寄島先輩は、婦人科の病気で手術し子供が望めない体になったので、恭一も
子供を持たないように呪縛をかけている。なんだそりゃ!?Σ(゚Д゚)
結局右上の山手は優しくてまきのことを愛してくれ、まきも夫の不倫がわかったので離婚して山手と一緒になろうとする。が、嫉妬した恭一に無理やりされて妊娠したまきは、山手が離婚の痛手から不妊手術を受けていたことを知り、離婚後一人で子供を育てようと決意する。社内不倫のうわさが立って恭一は別の職場に異動する。
恭一は、寄島先輩と別れ、子を持たないという呪いから解かれたが、一人でまきの残した鉢植えに水をやりながら静かに暮らしている。
 
・・・・好きな種類の話ではないし、いつも言いたいことが言えずに目を見開いてただ相手を見つめるまきの表情が苦手だったが、この話で何が一番心にのこったかというと・・・。山手が妻と離婚の話し合いをしている(一方的に妻が病んだ感じだったが)とき、幼児の娘にお父さんとお母さんとどちらと一緒に居たいか尋ねたのだ。娘は幼いながらも父はきっと大丈夫、母は一人にはできないと感じ、お母さんと答えた。
そこで、はるか昔に忘れていた自分の記憶がよみがえった。もう、いやになる。(-_-;)もう寝ていた私のところに父が来て、「〇〇、お父さんと行こう」と言った。「ママは?」ときくと、「行かない」と。その後の言葉ははっきりとは覚えていないが、一緒じゃなきゃ嫌だとでもいったのかな。その後離婚した両親ともとうに故人だけど。