7月見たのは少なくて、「ババンババンバンバンパイア」、「海がきこえる」、「鬼滅の刃 無限城編 猗窩座襲来」のみ。

 

 

 

バババについては、みなさんご指摘のとおり、吉沢亮くんが国宝とはまるで違う振り切ったコメディを演じていたのが面白くて、案外同じ時期に公開されたのが良かったかも、と密かに思った。(^^;)

案外実写なのにアニメに負けてない(どういう評価?)。

満島真之介くんも前からコメディやるとき生き生きしてるなあと思ってたし、眞栄田郷敦くんの森兄・長可も同様。みんなで銭湯に入ったときは、メンディのお尻がしっかり見えた。さすがに、ダンスや筋トレで鍛えた立派なきれいなお尻だった。

そして森蘭丸が守りたくなるような板垣李光人くんの李仁像が、まさに清らかで可愛らしかった。(作者があてがきしたらしい(^-^;)

 

「海がきこえる」は、前にも書いたが、ジブリの雑誌アニメージュに氷室冴子さんが連載していた小説のアニメ化。日本テレビ開局40周年記念として若手で作り上げた作品で、題材を選ぶならこれしかないでしょ、とこの小説を選んだそうだ。原作は未読。

 

 

 

 

 

(写真が悪くて恐縮です。)東京から母と弟と、高2の夏休みと言うまことに半端な時期に高知の伝統校に転入してきた武藤里伽子。彼女は両親の離婚のため、母の実家にきたのだった。そういう事情で不本意な転校を余儀なくされ、三人で実家に住むのも気が引けるので、自分だけ通学に便のいいところで一人暮らししている。彼女はあまり周囲になじもうとせず、また成績もよくスポーツもできるために目立ってしまうし、仲良しがほとんどいないので彼女の事情を知る人も少ない、すなわち女子たちの反発を受けている。東京で父と一緒に家族でくらしていたときのことが忘れられず、またすぐ戻りたいようだ。クラスの杜崎拓は、親友の松野が彼女に一目ぼれしたために一歩ひいて彼女に接しているが、実は気になっていた。

 

中高一貫校で、中学の修学旅行を学校側が一方的にとりやめたことに反対運動し、それで仲良くなった松野(委員長キャラ)と杜崎だったが、埋め合わせのように高校の修学旅行はハワイ。(゚д゚)!あったなあ、バブリーな時期にはそんなことが。(^^;)そこで里伽子はふだんバイトに精を出している拓にお財布をなくしたと(嘘だけど)お金を借りる。そのことから、何かと里伽子は拓に物事を頼むようになり、距離が縮まっていく。

その頼み方が全然可愛くないのだが(;´∀`)なんだか高飛車な印象なのだ。でも拓は別に怒るような様子でもない。つまり、人間と人間のあいだは、バランスと組み合わせの妙でなりたつんだろうな。それに、好きな女の子のわがままなら赦せる、という男子は多いようだ。私はそういう男子に今まであって来なかったような、もとい、そんなにわがまま言って困らせたことはないと思うが。・・・多分。💦

 

里伽子は高3の夏休みに、父親の住む(以前は家族で暮らしていた)マンションに行きたいと母に内緒で出かけるが、拓も巻き込まれて飛行機で上京することになる。いきなりの訪問なので、やめとけばいいのになと思ったが、やはり父には別の女性がいて、以前里伽子が住んでいた部屋をリフォームして彼女にあてがい一緒に住んでいたようだ。いたく傷ついた彼女だが、なんでそこまで考えられないのかな、やはり人生経験少ないなと思った。そしてそのマンションにはとまれないと(パパのお金で)ホテルをとったのはいいが、やけ酒にコークハイを飲んで(拓は驚くが、こんなの東京じゃ高校生だって飲んでるという彼女)ベッドで寝てしまったので、拓の行き場がない。おいてあるソファで寝ても彼女と同じ部屋になるからマズイ。しかたなく彼は風呂場のバスタブの中で寝た。翌日彼女はホテルの喫茶部に昔のBFを呼び出すが、BFはすでに別の子と付き合っていた。その彼の様子をみて、つい語気荒く席を立ってしまった拓だった。

 

そんなわけで彼女は東京の大学でなく地元の大学を受験することにした。ある日、彼女がクラスの女子たちから囲まれてなにか言われているのを目撃した拓は、割って入るのかと思ったが、知らないふりをして離れた。しかしそこに松野がやってきて、拓は松野に殴られた。「なんで?」と問う拓だったが、のちに松野は、「お前が俺に気兼ねしたからだ」と明かした。すなわち、すぐに里伽子を救けに入ったら、彼女と拓がいい仲だと周囲に思われることになって、松野に申し訳ないと遠慮したからだ、そんな気遣いなんか要らない、ということだ。

 

拓は東京の大学に、松野は京都に進学し、成人した夏地元で同級会が開かれた。里伽子はいなかったが、集った仲間の話からは、彼女の名が親し気にきかれたので拓は驚いた。女子のリーダー格のさばさばした子が言うには、あのころは自分たちは狭い世界に住んでいて、そういう見方しかできなかった、でも今はもっと大きな世界で別の見方ができるようになり、わだかまりなく話せるようになったのだと。みんな少し大人になったんだね。

遅れてきた女子(3年の時に唯一里伽子と仲良かった子)が、彼女は今東京の大学にいるという。高知大も受かったようだが、急に東京の大学にいくと決めて上京したのだと。先日会ったときに彼氏がいるかきくと、好きな人はいるとのこと。どんな人かきくと、「バスタブで寝る人」だと。みんな何のことかわからない様子だが、拓はひとり衝撃を受けていた。(^^;)

その後のとある日。吉祥寺の駅のホームに立つ拓に、向こうのホームに立つ里伽子らしい面影の若い女性が見えた。慌てて向こう側のホームに走り出す拓だった。

 

ホールを後にしたら、前を歩いていた若いカップルの女性が、「わがままな子だったね~」と話していた。そうねえ、私はこの齢ならもう少し理解できるな。ツンデレって言葉があるが、若い時は自分の感情がうまくコントロールできなかったり、言語化できなかったりするとき、ついついあんな感じでツンツンと表出しちゃうことがあるんじゃないかな。里伽子は精一杯突っ張ることで自分を保っていたのだろう。それにその彼女が、結構拓には甘えてたよね。(;´∀`)

 

鬼滅の刃無限城編ー1

 

 

 

夜の時間帯に行ったが、小学生の子供連れの家族がいたっけ。親と一緒ならいいのかな?今回は、お館様の産屋敷を襲撃した鬼舞辻無惨が珠代に人間に戻る薬を体内に入れられながら、駆け付けた柱や隊士たちを血鬼術で無限城に飛ばし、そこで鬼対人の最終決戦となる開始の回。

因縁の対決がいくつか描かれる。虫柱・胡蝶しのぶの姉の仇、童夢との戦いや、雷の呼吸の使い手・我妻善逸対する鬼になってしまった兄弟子の、師匠の敵討ちの戦い。炎柱・煉獄杏寿郎を倒した猗窩座との、炭治郎と水柱富岡義勇の戦いなど。

鬼にもそれぞれに悲しく辛い過去があるときちんと描くのがこの漫画の特徴なのだが、ほかの人たちの感想を読むと、猗窩座の過去が長すぎるという人が多かった。

そうなのかな?

いずれにせよ、今回の作品もけっこう長尺なのに、無限城編の1/3くらいなのだから、まだまだ長く続くうちのこれくらい、いいんじゃないかな。

相変わらず画の迫力と美しさは素晴らしく、スピード感やダイナミックさも良かった。(普通のスクリーンで見たけど)長くても飽きさせない。

早く続きが観たくなった。

 

ver.2 *いつものように修正部分は青字です。