まずざっと名前をあげると、11月「二度目の離れ離れ」、「ルート29」、「アイミタガイ」、「矢野くんの普通の日々」、「室井慎次 生き続ける者」、「6人の嘘つきな大学生」、12月「正体」、「恋をするなら二度目が上等」、「うちの弟どもがすみません」、「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」。12月は忙しかったので・・・。といっても週1は見てるのね。★忘れてた、「働く細胞」も見た。メモを見て数えたら、今年は51回見たようだ。やっぱり週1ペースだわ。そのほかにテレビ・TVer(当地でやらない都会の深夜ドラマ)やFOD,GEOのレンタルビデオなども見て、プラス本や漫画も読んでるから、目が死ぬのは当然か。(-_-;)
矢野くんまではもう感想を書いたので、室井さんから。
10月公開「室井慎次 敗れざる者」の続編だけど、前編がミステリー色がやや濃かったのに対し、よりヒューマンな内容になった。
室井宅近くに埋められていた死体は「レインボーブリッジ封鎖できなかった事件」の犯人の一人だった。警察はその仲間を探し出し、仲間割れのための犯行と判断。しかも仲間はみなサイコパス日向真奈美(キョンキョン)の信奉者。室井宅に転がり込んだ日向杏(福本莉子)は彼女の娘。悪いけど、彼女が普通に誰かを愛してその子供を産んだとは考えにくいのだが、自分のDNAを継ぐ者が欲しかったのだろうか。杏は、熊の駆除に駆り出された室井さんの猟銃が普段金庫にしまってあることに気づいていて、盗み出そうとするけれど室井さんに見つかる。彼は杏を怒らず、外に出て銃を持たせてやり、引き鉄をひかせてやるが、彼女はやはり発射時の振動に耐えられなかった。殺すためではなく、生きるために撃つのだ、と室井さん。お前にはそれができると。前作最後の火事も、周囲はしっかり警察に調査してもらうよう勧めるが、室井さんは杏の仕業だろうとわかっていそうだが、同意しない。
室井さんの誠実な行動で閉鎖的な周囲の住人にも理解者が増えた。牧場を営む夫妻の音信不通の息子を探してあげた。いしだあゆみのお店にたむろする若い衆たちにも影響を与えた。室井さんは自分の健康に問題があるとわかり、里子それぞれの名前で貯金していた通帳と印鑑をリーダー格の住人(木場勝己)に預ける。
リクの父親(加藤浩次)が出所した。児童相談所はあくまでも(まともな)里親より(不安の強い)実父に親権を渡そうとする。リクは明日父のもとに帰るという日の夜、室井さんの布団にもぐりこんだ。( ノД`)シクシク…でも、心配した通り、リクはとても哀れな姿で凍えながら室井さんの家に戻ってきた。父の家でもリクが頻回に室井さん室井さんと言うので、怒った父親の仕打ちだった。リクを取り戻そうと室井宅に乗り込んできた父との間で乱闘が起こり、杏は猟銃を取り出す。(゚д゚)!
・・・・・すべてが終わり、里子たちは力を合わせ、室井さんの夢見たことを実現しようと頑張っている。タカは室井さんのお金のおかげで大学に進んだ。杏はいしだあゆみの酒屋の看板娘、リクも帰ってきた牧場の息子の手伝いをし、級友とも楽しく遊べるようになった。生き続ける者とは、室井さんの生き方がはぐくんだ若い子たち、そして室井さんが目指した警察改革がまず秋田モデルとして開始されることになった。・・・さて、最後の最後に青島が室井宅を訪ねてきた。がしかし、電話がかかってきて、家に入らずすぐに呼び返されたのだった。これって、続編があるって匂わせかなあ?
「6人の嘘つきな大学生」
これは大部分ワンシチュエーションの会話劇。推理するという点で「キサラギ」を思い出した。でも、キサラギのほうが面白かったような気がするが・・・。あれは、見た後ほとんどはじめてDVDを買ってしまったものなので、後でチェックしようかな。
赤楚君はどうしてもやっぱり悪人には向かない役者な感じがした。ひとりだけ明かされなかった浜辺美波の過去の汚点とは何だったのだろう?それに、佐野勇斗の行動の理由が弱いと思うなあ。
「正体」これはお薦め。
横浜流星恐るべし。絶対何がしかの賞を獲るだろうと思ったが、既に報知の主演男優賞は授与されたし、もう今後いろんな賞を総なめにしてしまうかもしれない。助演女優賞もこの作品で吉岡里帆に授与された。
とある一家惨殺事件に関与した、というか犯人として逮捕された少年(当時)は死刑判決を受けたが、一貫して無罪を主張していた。彼はある日自分で自分を傷つけ、看守が救急搬送している最中に、救急車から逃げ出した。なぜ彼は脱走したのか、なぜ素人の私から見ても犯人とするには根拠が弱いように思えるのに、未成年の身で死刑判決まで受けたのか。謎だらけだ。施設育ちで頼りになる大人の身内がいない彼は、なんとかして自分で自分の潔白を証明しようとしたのだ。
そしてもともとまじめでおとなしくて賢い彼は、潜伏する先々で理解者を得る。その人たちには、彼が一家皆殺しをしたなどとは信じられない。そうしてだんだん事件の核心に近づいていく。彼が犯人に仕立て上げられた理由があれだとは、背筋が薄ら寒くなるが(松重さ~ん!ヽ(`Д´)ノ)、最後に、彼が望んだように、この世界(にも人の心の正しさや温かさで救いがあることを)を信じて見たかったという願いが叶えられて本当に良かった。
「恋二度」はここでは書かないことにして、「うちの弟どもがすみません」を。
これもねえ、突っ込み始めたらいろいろあるんだけど。いざ同居するまで、母の再婚相手の家族と顔を合わせないなんてこと、あるわけないと思うのは私だけ?
母(笛木優子)が再婚するので別の町の新しい父の家に引っ越してきた糸(畑芽育)、家にはなんと年齢の近い弟が4人もいた!それに、父(麒麟の川島)の転勤で、新婚の両親が遠くに引っ越すことに。(いや、家族だからいいんだろうけど、年頃の女の子を男の子の中においていって心配じゃないのかな?💦)糸は張り切って家事など弟たちの面倒をみるが、それまでは長男(作間龍斗)がそれをやっていたため、まず彼とギクシャク。まあきっと最後はこの二人がカップル成立するんだろうと思ってましたけどね。つまり、長男はぶっきらぼうだけど優しい性格ということね。
冷静な次男(那須雄登)と、無邪気になつく小学生の四男にほっとするも、三男はひきこもり(織山尚大)。でも、みんなが出かけていて留守の日に、熱中症になった糸を見つけて手当してくれたのは三男だった。なんとか彼と仲良くなりたい糸は、オンラインゲームで旅の仲間になって徐々に彼と打ち解け、どうしてひきこもったのかを探していく。
そうやっているうち、長男と三男が健気で明るい糸に恋し、糸も長男が気になってきた。引きこもりを解消しみんなと同じ高校に進学した三男は、体育祭の騎馬戦で長男に勝利すると宣戦布告。結果は・・・。
やっぱり「高天」で天城を演じた織山くんは相変わらずとても可愛いく、騎馬戦の馬をやっていた級友を見たら、あれっ、「スメルズライクグリーンスピリット」の夢野(藤本洸大)とか、中川翼とか、あと糸の幼馴染で仲良しだから長男が焼きもちを妬く子に前田旺志郎とか、脇を固める役者たちも若いけどいい感じだった。
おばちゃんσ(^^;)だけど明るい少女漫画ラブコメを見たくなるときもある。若い子たちがキラキラしてて眩しいし、可愛かったし、見終わって爽やかだった。そのためか、まだうちの町ではロングラン上映している。
このブログは、とりあえずここまで。
追加。
いつものシネコンに行ったら、映画で使われた室井さんの椅子や古民家の模型が飾られていたのでアップ。