初日に見に行ってしまった、「矢野くんの普通の日々。」ほかにも見たいもの、今日封切りのものが複数あるが、八木君を早く見たかったんだな。(^^;)あと、入場者特典が何かあれば、そりゃ無くなる前に行った方が・・・というややさもしい考えもあって。(;^_^A ムビチケカードは要らないと思って買わなかったくせに。
入場時、薄いカード(ステッカーでした)を渡されて、なんだろうと見たら、裏にQRコードがついていた。
これで、矢野くんの原作漫画が見られるという。ナイス!
ホールに入ったら、あれ?白髪交じりの女性がいる。八木くんファン?(いやほかのキャストのファンか、原作ファンかもしれないが。)あまり混んでいなかったけど、座っているのはオトナの女性が数名。これは心強い。だけど本来のターゲットと思われる年齢層の子たちは来ないのかな?と思ったら、やっと男子が学生服のカップルが来た。あと、若い女子の二人連れ。
内容は、とってもピュアで癒されるお話だった。まず、とある高校の新2年生の女子、吉田さんが登場。彼女は小学生の弟妹の世話をたっぷりやく、心配症で親切な母親がわりを務める子。お母さんは写真立ての中なので、亡くなったのだろう。その彼女の新学期新クラス初日、クラス委員に彼女と羽柴君が選出された。そこに遅れて登校したのは、傷だらけの矢野くん。右目には眼帯、あとあちこちに絆創膏。その後も彼は毎日、転んだとか猫にひっかかれたとか、生傷を作ってやってくる。隣の席の吉田さんは気が気でなくて、親友たちと彼の後をつける。すると彼は、平坦な道で転び、また側溝に落ちるというドジさ、いや不運さだった。矢野くんに、今度怪我したら私に手当させてと申し出た。吉田さんはいつも救急セットまで持ち歩いていたのだ。
さて、新学期に遅れて登校して自己紹介するシーンを見れば、どうしたって「美しい彼」の清居を思い出してしまう。でも演じるのは同じ八木君だが、今回の矢野くんは、ぼそぼそと小声で遅刻の理由を話す子だった。どうしたっていろいろ怪我とかアクシデントに見舞われるので(「不幸君はキスするしかない」の福原幸多みたいだ)、お昼ごはんも自分のせいで友人をまきこんではいけないと一人で階段に座って食べていた。吉田さんは、お弁当を二つ作って、矢野くんと一緒に食べようとする。お弁当をつくっているとき、弟は「なんで二つ?」といい、おしゃまな妹は「アオハルだねえ」とにやり。
矢野くんが、「他人をまきこみたくないからやりたくても今までやってこなかったこと」を一つ一つやってみよう、とする吉田さん。仲良しの級友も手伝ってくれる。吉田さんを好きな羽柴君も。かれはTravis Japanの中村海人くん。八木君26歳も中村君27歳も高校生役が似合っていた。(それにしても八木君は脚が長かったなあ)
彼のやりたかったことって、みんなとワイワイお弁当を食べるとか、学校帰りにファミレスに寄って勉強会するとか、カラオケにいくとか、夏祭りに行くとか、そういった普通の高校生らしい可愛らしいことばかりだった。でもファミレスでは熱々の肉汁が飛んでやけどするとか、やっぱりアクシデントはあったけど。ちなみに、彼は歌手だけど、カラオケではわざと下手に歌っていた。(^^;)
やがて矢野くんと吉田さんは、両想いになる。交換ノートでやり取りするなど、ラインで済ませるんじゃなくて、そういった古典的なことをするのがまた可愛らしい。
八木君の字、丸っこくてかわいかったな。でも「なぜいつまでも眼帯をしているの?」という彼女の問いには答えてくれなかった。八木君の秘密とは。(ネタバレになるからなあ~(~_~;))でもオッドアイの猫なら貴重なんだけどな。(*^^*)そして吉田さんのほうにも、お母さんが亡くなったことで、あるトラウマがあるのだった。それで世話好きな性格に加え「心配性」になったらしい。
クライマックスは林間学校。これまで、修学旅行などの行事は、おたふく風邪やインフルエンザになったために全く参加していなかった矢野くん。気の毒に・・・。
( ノД`) 初日だし、あまり詳しくは書けないわねえ。
でも上のフライヤ裏写真にもあるように、「この気持ちが恋だとわかってうれしくなった」って、ほんとに彼はナイーブで可愛い男の子なのだった。そして彼と吉田さんを取り巻く風景がまた美しかった。一緒に帰る桜の坂道は、なんだか「25時、赤坂で」の坂に似ていた。(聖地巡礼とかしないので、場所を特定することには興味ないけど)また、「南くんは恋人」の舞台になったのと同じ、海と江の島が見える高台の公園も出てきた。舞台設定は湘南なのかな?
そしてやっぱり彼は可愛かったなあ。前から八木君の唇の形が可愛くて好きだったが、彼が時に唇をかみしめるとき、やはり清居の表情を思い出した。それにカラコンなんて反則だわ(微謎)。何度も転んだり滑ったり、大変だったよね。お疲れ様。久々に、曇りなく爽やかな青春もので、見ておばさんの心も洗われた。
さて、以下が例のQRコードを読んだ情報ページ。うわ、原作漫画の矢野くんと
八木くん、似てるわ~。
ところどころ無料では読めない部分もあるようなのは、PIXIV COMICと一緒ね。
劇中挿入歌はTravis Japanの曲で、エンディングに流れるテーマはFantastics from EXILE Tribe のYellow Yellowだった。Travis Japanは以前は川島如恵留くんしか知らなかったが、最近松田元太くん、続いて七五三掛龍也くんを覚えた。これで中村海人くんも覚えたぞ。(いや別に覚えんでも・・・。( ̄▽ ̄;))
「未成年」も「スメルズ・・・」もいいけど、これも癒されるしフレッシュなもぎたて果実みたいでお薦めですよ。