滞仏経験のあるかたがシャンソンやその周辺の文化的なことについて書かれているブログ。
まあこれも極端に言い切っているかもしれないけど・・・文化の違いだわねえ。
以前欧米では、漫画を読むのなんて大人のすることではないと思われてきた。その漫画も、タンタンとかアメコミとかを見れば、やっぱり大人の鑑賞にはむかない気がした。(絵本大好きな大人がいるように、あくまで一般論ね)
しかし日本の漫画は1コマや4コマなどの短いものはまず別物として、そのストーリー性が優れていて、そのまま映画の絵コンテになるような作品が多い。劇画と言われるものなど、登場人物だけでなく背景の書きこみもとても精緻だ。
だから日本産の漫画もアニメーションも、世界中で多くの大人をも魅了する作品があまたある。
そのように日本を代表する漫画文化。フランスでも特化した祭典が開かれるなど人気が高い。よく知らないんだけど(だからお前が言うなってか💦)JAPAN EXPOやらアヌシー国際アニメーション映画祭とか。
・・・実は私、昔(小学生時分)、漫画家になりたかったのよ。なので模造紙切って、Gペンとかかぶらペンとか買って、漫画かいてたの。クラスの中に同様に漫画描いてる子たちがいて、(ほぼ男子)描いて見せあいっこしてたけど、やっぱり続かなかった。(-_-;)中学に入ってから、今度は小説を書き始めた。旺文社(あらー懐かしい)で、創作を含めた文芸作品のコンクールとかやり始めたし。その入賞作を読んで刺激をうけたりしてね。・・・とはいっても、受験勉強と両立しなかったので、高校では勉強だけ、部活もなし。大学では別に油彩サークルとか、学部長に入学早々脅されて(卒業したら首から下の仕事だ【体力勝負だということ】、それに後で絶対役に立つから先輩後輩のつながりをつくっておけと)スポーツもできないのに某部に入ったり。(;^ω^)
すんません、本題とは相当それました。唐突だけど早く戻したほうがいいので本題にもどします。
日本の少女漫画では、(私は今は読まないけど)今も多分、好きな男の子に合わせようとか、好きな子に好かれるように努力しようとか、そういった流れがあるのでは?それがフランスでは受けない、ということらしい。あそこは多分個人主義が鉄壁に凄いんだろうねえ。^^; (いっぽう移民も多いので、その人たちの趣味がどうなのかはわからないが。)相手に合わせようとするのは日本では美徳なんだけど、若い時に比べ大人になっていくと、自分というものがしっかりできてきて、いまさら相手にばっちり寄っていくのはしんどくなってくる。(でもわかるよ、彼氏が好きなテイストの服を選ぼうとか、よっくわかる。)
それに、日本には、若い子のほうを向いた文化の風潮があるのよね。若いぴちぴちした子(男女とも)がもてはやされて、ちょっと年齢とると悪い意味でオバサンとかよばれて。若くないと大事にされなかったりして。(-_-;)(私も若い男の子見るのは好きだけど、相手にされないだろうと先に思うよ)
だけど、西洋では結構年齢を重ねた女性は大事にされるのよ。呼ぶときも、マダム>マドモアゼル>ムッシュー、よ。あ、まあそれは慣習なのでおいておいても、年齢が上の女性だって、恋愛の対象になりうるし、粗末にはされにくい(多分身綺麗にしていれば💦)。マクロン大統領のような人(奥さんが凄く年上で、自分が高校時代、同校の教師だった)は例外だと思うけど。(^-^;
なのでフランス映画、例えばフランソワ・オゾン作品なんかみてると、やっぱりカトリーヌ・ドヌーブ、ファニー・アルダン、エマニュエル・べアールなどを魅力的に撮っていると思うのよねー。皺があることを無理に消さなくても、その皺が彼女の人生経験だからそれも美しい、って。
日本ももっと、中高年の女性(男性も)を美しく取り上げて欲しいものだわね。