もう7月になるが、映画の公開初日はたいてい金曜日なので、火曜日の今当地で見られて気になる映画たちをあげてみる。
 
★7月5日公開
「フェラーリ」、「あんのこと」、「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」「悪は存在しない」
 
 
フェラーリは、イタリアの自動車会社で、スポーツカーとレーシングカーしか作らない会社。だから全く私の日常とは無縁なんだけど、好きな人なら家を買わなくてもフェラーリを買いたいかもしれない。家庭がまったく荒んでいても、とにかく速くて美しい車を造ってF1で勝つことを望んだ男の実話。この写真を見ても、ほんと、伊達男だなあ。(でも、気にはなっても行かないかもしれない。)
 
「あんのこと」は、(全国的にはすでに封切られている)これも実話で、新聞の小さな三面記事から作られたもの。
母に愛されず、薬と売春でぼろぼろになった少女あんを、刑事(佐藤二朗)が親身になって助け、稲垣吾郎のジャーナリストも彼女の生き方を追っていく。
 
 
あんにもやっと安心できる場所ができて、前向きに人生を歩めるようになったかと思った矢先、また何か彼女を苦しめる出来事がおこるらしい。うう、そう聞くだに辛い。見たいような見たくないような。とにかくキャスト特にこの3人の演技が素晴らしいらしい。河合優実は「ふてほど」でその演技力が絶賛されたらしいが、私はあのドラマは第一話でもうリタイアしたのでm(__)m、それはわからない。でも、その前にも「線は僕を描く」や「愛なのに」などに出ていて、自然な演技をしていたと思う。
(つまりうまいのだろう)今年の晩秋から彼女は各種の映画賞を席捲するかもしれないな。
 
 
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は、往年のおしゃれな監督ウディ・アレン作品。今年の作品ではなく、2019年作で2020年公開なので、主演のティモシー・シャラメも少年ぽくて初々しい。しかも、エル・ファニングとセリーナ・ゴメスとジュード・ロウですよ、これは見たいですよ、公開当時全く頭になかったし。コロナ禍が始まった年だもんね。今年は公開4周年記念再上映っていう、わけのわからない再上映だけど、見に行こうかな。NYっ子(実際もそう)のティモシーが、他の州から来た友人(GF?)のエルにNYを案内してあげようとするらしいので、NYにはまだ行ったことがないから、ギイがタクミをデートに連れて行ったという妄想をからめてどこに行くか見てみたい。(^^;)
 
 
これも、すでに公開されているのが遅れてきた映画。「ドライブ・マイ・カー」の濱口監督と音楽の石橋さんが再度組んだ作品とのこと。
ストーリーは、以下のように書かれている。
長野県、水挽町(みずびきちょう)(当然架空の町)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧(大美賀均)とその娘・花(西川玲)の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだ。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく。
とてもまじめな社会派作品と思う。見に行けるかな?高校生以下に特別料金を設定したり、視力や聴力が不自由な人への配慮もある上映のようだ。
 
★12日「キングダム 大将軍の帰還」
 
 
これはね、前3作見てますから、やっぱり見るでしょう。今日本テレビで毎週1作ずつ放送していて、つい最近第1作を見たけど、やっぱり面白い。7月になればキングダムが見られる、と期待していたここ数年だったけど、これで最終か~、寂しいな。
名のある出演俳優も多いし、大規模ロケと大人数エキストラで迫力もあるし、VFXは使っているんだろうけど満足するスケール。もちろん戦闘シーンの迫力が違うから、劇場で見ます。
 
★19日「逃走中 THE MOVIE TOKYO MISSION」「FLY ME TO THE MOON」「化け猫あんずちゃん」「あのコはだぁれ?」
 
 
時々テレビで放送しているようだが、ほとんど見たことがない。追手を巻いてゴールを目指すサバイバルものだろう。むかーし、「リアル鬼ごっこ」というそういった感じの映画を見たことがある。名前のわりにはお遊びではなく、つかまったら殺されるという性質のサバイバルゲームだったと思う。この映画も、生き残って大金をゲットするか殺されるかという趣旨のゲームに知らずに参加してしまった仲間たちの話らしい。その仲間たち6人が、半分JO1で半分FANTASTICSなんだよね。(^^;)夏休みの娯楽物で彼らのファンなら当然楽しいだろうけど、19日はたくさん封切られるので、果たして?
 
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」といえば、私もステージで歌った、ジャズやポップスのヴォーカル初心者がたいてい通る曲。曲自体は人類が宇宙にバンバン出かけようとする以前の曲だけど、可愛らしい歌詞と夢見るようなメロディの素敵な曲だ。(アニメ版エヴァンゲリオンのエンディングテーマとしてもおなじみ)同じタイトルだけどこれは違う。本当にリアル宇宙飛行の話なのだが、しかし、「あのアポロ11号の月面着陸は実はフェイク画像だったのでは?」という、長年都市伝説のように噂されてきた疑惑を題材にした映画である。これはパロディなのかどうか知らないが、エンタメ映画として興味津々、ぜひ見に行きたい。
 
「化け猫あんずちゃん」
 
 
当地のシネコンでは、人が演じているものに比べて、既にTVアニメなどで放送されている作品の映画版が割合多く上映されているような気がするが、たいてい見たことがない私。でも「漁港の肉子ちゃん」とか「岬のマヨイガ」とか、単発のアニメ作品は見ようかなという気になる。(あ、「ツルネ つながりの一射」は見逃したけど、FODでいいか。💦)この作品は知らなかったが、国際アニメーション映画祭コンペに出たと言うし、見てみようかな。お寺に飼われている推定37歳の猫あんずは、人間の言葉をしゃべるようになった「化け猫」。あんずは、寺の和尚の孫娘の「なくなったお母さんに会いたい」という願いをかなえるため奮闘するらしい。この撮影方法が、実写からお芝居を抽出してアニメーションにする「ロトスコープ」技法だというのも気になる。
 
 
これはつまり学校ホラーなんだろう。一応挙げたけど(夏だねえ💦)ホラーはあまり趣味じゃないんだよね。
 
★26日「もしも徳川家康が総理大臣になったら」「デッドプール&ウルヴァリン」
「劇場版モノノ怪 唐傘」
 
 

どこをどういじくったか知らないけど、(ジュラシックパークみたいな技術?そういや戦国武将がみんなクローンで生まれてきて同級生になったドラマあったね💦)日本の政治がしょうもないから、歴史上の有名人を復活させて最強の内閣をつくろうという試みの話らしい。奇想天外ともいえなくなってきている昨今のAI技術の進歩だけど、人を復活させるより、やったことをシミュレーションの材料に使ったほうがいいんでないかい?ともかくこの濃ゆ~い顔ぶれの偉人たちが何をどうするのかについては、確かに興味を惹かれる。見に行きたい。監督はあの「テルマエ・ロマエ」や「翔んで埼玉」の監督だし。

 

 

これはねえ、・・・。デッドプールファンなら当然見たいでしょう。私は実は見たことがない。お下品そうだけど面白そうなデッドプールシリーズ。一方ウルヴァリンは、日本でロケしたエピソードのは見た。山本未来が相手役の女性だっけ?戦う相手のヤクザが真田広之だっけ?ステレオタイプだなあ。その二人がバディになると、はたしてどうなるんだろうね。(と、他人ごとな薄―いい感興)( ̄▽ ̄;)
 

 

 

知らなかったけど、2006年にノイタミナアニメで異例の高視聴率を記録した「怪~ayakashi~」の一編「化猫」から派生した「モノノ怪」が、2007年テレビアニメシリーズとして放送されたそうだ。その「モノノ怪」が今年、劇場版として大奥を舞台に新生したと。えーまた大奥ですかぁ?ちょっと食傷気味だけど。(^^;)やっぱり夏なんだなあ、怖いものがエンタメに出てくるのは。

画像と言いストーリーといい、子供向けではないようなので、いいかもしれない。今「虎に翼」で面白い脚本を書いている吉田恵里香さんが脚本を手掛ける「ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:」も来月上映されるが、多分面白いんだろうけどあの絵柄が子供っぽいのが気になるんだなあ。私には「ギブン」でぎりぎりかなあ。