★キングオージャー対ドンブラザーズ、キングオージャー対キョウリュウジャー2本立て

★青春18×2 君へと続く道

これら鑑賞済の2本については、別ブログで書いているのでここでは触れないことにします。残念なことに「バジーノイズ」が、ここではあっという間に上映回数を減らされ、普通に仕事していたらもう見られない時間帯に追い込まれたのが残念でした。

 

★碁盤斬り

 

これはもう、やっぱり草彅君の演技ですね。もちろん、国村準さん、キョンキョン、清原果耶ちゃん、中川大志くんらの熱演もしっかり嚙み合って、なんだか粛々と期待通りの方向にストーリーが進んでいった感があります。

地方の藩でお家の家宝などを管理する立場にいた真面目一方な草彅君が、重要な絵を盗んだという疑いをかけられ、部下もろとも放逐され、江戸にひとり娘の果耶ちゃんと流れてきました。ひょうひょうとした彼は印鑑の篆刻などを生業にし、賭けはしないものの碁をうつのが趣味です。当時はけっこう賭け碁が行われていたみたいですね。そして、大店の主の国村さんと出会います。国村さんはきちんとした商いでケチ兵衛と言われているけど、根は高潔な人で碁打ちが趣味。二人は良い碁仲間になり、ある日、「この人は」という人と巡り逢えたらこの碁盤で碁を打とうと国村さんが思って求めていた素晴らしい碁盤で対局します。が、その日、不運なことが重なり、草彅君は亡き奥さんの敵であり家宝盗人の疑いのある男(斎藤工くん)を追って旅立たねばならず、また、国村さんから大金を盗んだという疑いをかけられ、娘を借金のかたに吉原の女郎屋のおかみキョンキョンのもとにおいて、借りたお金でひとまずそのお金を弁償することに。でも、あらためて期限までにお金を工面できないと、娘は女郎になってしまいます。・・・自分で盗んだわけでもないのに、なんで弁済しなくちゃいけないのでしょうねえ。(-_-;)

そして、やっと碁会所で斎藤君を見つけ、死闘を繰り広げて本懐を果たし、雪の吉原に駆けつけて娘を身受けします。件の消えたお金は、国村さんのうっかりで、見つかりにくいところに隠してあったことがわかって、あわや草彅君に成敗されそうになりますが・・・。

いや、あんなに日本刀って切れるもんですかねえ。(◎_◎;)

斎藤君が一身に悪役を背負っていたのがわかりやす過ぎて、ちょっと辟易しましたけどね。やっぱり時代劇ってこうなの?って。それでも、草彅君が最後に、部下や係累のために少し硬すぎる信念を曲げて現実的な救済というか償いを開始したのはよかったかなと思いました。はい、ネタバレ半分までで抑えましたよ。なので映画館で見てくださいね。

 

★帰ってきたあぶない刑事

 

 

あれ、この二人、確か外国に行っていたはずでは?・・・そう、退職してニュージーランドで探偵事務所をやっていたはず。でも、あっちでまたやらかして、(;^ω^)しかたなく横浜に戻ってきたらしいです。

この二人が横浜で開設したばかりの探偵事務所にひとりの女子が訪ねてきました。イージーライダーのようなバイクで、長い髪の毛をさっそうとなびかせて降りてきたのは、土屋太鳳ちゃん。一児の母なのに、変わらずカッコいいなあ。彼女は最近身寄りがなくなったので、昔ハマで歌手をしていたという生き別れた母にあいたくて、探しにやってきたと。その歌手は、なんとタカ(舘ひろし)ともユージ(柴田恭兵)ともそういう関係にあったので💦、二人とも、自分の娘ではないかと舞い上がってしまいます。

そして、タカ&ユージとは旧知の中国系裏社会ボス(岸谷五朗)、取引している香港の女実業家(吉瀬美智子)、また、それとは別に、以前タカとユージにやられたマフィアボスの息子であの二人を仇として付け狙っている派閥のボス(早乙女太一)、それらが入り乱れて、しまいにはテロが起こされるのを未然に防ごうとするあぶない刑事の二人。今回は邪魔するというよりも応援してくれる、出世した仲村トオル、その部下の若い刑事たちは、西野七瀬ちゃん、小越勇輝くんと鈴木康介くん!おお~。(^▽^)あの動きがなんだかもう、笑っちゃったわ。(微謎(;^ω^))はいどこのでしょう、チェックしてね。(^^;)それにしても、相変わらずのカオルちゃん。(浅野温子)この作品ではめちゃくちゃコメディエンヌに徹している彼女。

あまり何も考えずに、楽しんで見られる作品なので、どうぞ、おススメです。

前のもっと若い時の、あるいはテレビ版のあぶ刑事を見たことがある人には、「なっつかし~!」と思えるような映像がちょいちょい挟まってきますしね。(⌒∇⌒)

 

★からかい上手の高木さん

 

 

やっと少しずつ★が増えてきたけど、公開初めのころの評価がひどかったこの作品。

★5つつけている人もいるのに、★1つの人も多くて。どうも、原作リスペクトが強くて自分の期待と違うものは受け入れられない人が多かったようで。

でもね、原作はしらないけれど、これはこれでとても爽やかで、良かったですよ。中学の時に転校して離れ離れになり、10年たってから再会した二人(西片くんと高木さん)だけれど、そのころとなんら変わらない空気感。二人、もういい大人なのに、((;^_^A)なんでこんなにピュアでナイーブなの?って感じました。彼らを取り巻く友人たちの、(住んでいるのが)島ならではのゆったりしつつも親密な(それが苦手な人には辛そうだけど)人間関係が、この作品では心地よかったです。

小豆島の美しい海とそこに浮かぶ小さな島々と光あふれる空。キラキラした中学生たちのはじけるような生命力。ドラマ版と連動しているのですが、ドラマで二人の中学時代を演じた黒川想矢くんと月島琉衣ちゃんがほんとに素晴らしかったのだけど、この映画版では、主演の高橋文哉くんと永野芽依ちゃんはもちろんいいけれど、今の

(彼らが受け持つ生徒役の)中学生の斎藤潤くんと白鳥玉季ちゃんがなかなか良かったんですよ。潤君は「カラオケ行こ!」や「猫カレ」のころよりもぐんと背が伸びて声ももう少し低くなって、おお、大きくなったな、成長してるんだなと、親じゃなくおばちゃん目線でうれしくなりました。(^^;)玉季ちゃんは「流浪の月」「いちばんすきな花」の時同様、独特の個性(心の強さっていうのかな?)を持っていて、楽しみにこの先も注目していたい女優さんです。

終盤主演二人がほかに誰もいない教室で、お互いの気持ちを語り合うとき。あれは長回しのカット?大変だったと思うけど、冗長だと思う人もいるかもしれないけど、でもあれでいいのでは?相性のいい二人なら、「結婚とは決して退屈しない長い会話」と言った偉人(誰かは忘れた💦)もいるしね。

最後のシーン、セリフほぼなく映像だったけど、やっぱり、私は好きだな、幸せってこういうことかなと思えましたもん。

 

ではみな様、夢のある映画の旅を。(パクリ!( ̄▽ ̄;))