アメブロの管理トップには、1年前に書いたブログのリマインダーが現れる。私はこんなのを書いていた。
百合の映画はゲイのよりも制作数が少ないと思うけど、私は何を見たかな。これと、「キャロル」はすぐ思い出す。キャロルは、ケイト・ブランシェットが綺麗だった。相手の娘役は今見返すとルーニー・マーラだった。そうか~、ケイトと対峙しても、いや愛し合っても、引けをとらない感じだったのはさすが。でも時代的に今に近くて、こちらが庶民でもストレートでも共感しやすいのはハンズ・オブ・ラブのほう。あ、「アデル・ブルーは熱い色」という作品もあった。もっと若かったころのレア・セドゥが印象的だった。
「ボーイズ・ドント・クライ」は百合には入らないか・・・。主演のヒラリー・スワンク、凄かった。つきあっていた女の子が、ヒラリーと付き合っていても、彼が女性だと気づかなかったというのにびっくり。(@_@)だけどばれるといじめられるんだよねえ、男たちから。辱めを受けるというか。(LGBTQじゃないけど、ジャンヌ・ダルクも収監されてからかなりそういうことされたらしい。人ってなんて勝手なんだろう)
「ボーイズ・・・」はむしろエディ・レッドメイン主演の「リリーのすべて」みたいに、結構辛いトランスジェンダーの話だったわね。エディ、きっとかなり体を絞ったのだと思うけど、スリムで透明感のあるリリーを演じていた。リリーは何故、あんなにいじめられないといけないんだろう?
キリスト教社会で同性愛を禁じているといっても、一般人が法の番人みたいな気持ちになって、(たいてい徒党を組んで)禁を犯した人にリンチを加えることは赦されるのだろうか?
「ブロークバック・マウンテン」はゲイの恋人たちを扱った有名な作品だが、これにもそういう場面が出て来て、「美しい彼」に出演する前に、勉強のためにと鑑賞することを監督から勧められて見た八木勇征くんは衝撃を受けたようだ。誰かを愛することで命の危険が及ぶとは、現代日本に生きる我々には驚きでしかない。ただ、社会的に都合の悪いことはきっとあるだろうな。
「蟻の王」や「モーリス」などに見られるように、法を犯したとして収監されることや「シチリア・サマー」のように殺されることも数多くあった。下は「シチリア・サマー」より。
ゲイではなくても、「ミッドナイト・スワン」しかり、「52ヘルツのクジラたち」しかり、どうしてトランスジェンダーの物語ってこんなに辛いんだろう?テレビドラマで以前「ラスト・フレンズ」というのもあったな。私は上野樹里ちゃんが好きだし、あのドラマでは瑛太もよかったなあ。
あまり深刻じゃない描き方をしているものが見やすいけどね。「プリシラ」(プレスリーの奥さんのじゃなくて、ドラァグ・クイーンのほう)「ひみつのなっちゃん」「ヘドウィグとアングリーインチ」なんか、好き。アニメ映画の「東京ゴッドファーザーズ」では、子供をもちたかったオカマさん(WAHAHA本舗の梅ちゃんが声を担当)らとひょんなことから預かった赤ん坊の冒険(?)がほっこりしんみりさせた。
男性にはブロマンスというのがあるが、女性だとシスターフッドとでもいう?「テルマ&ルイーズ」なんて、それかしらねえ。
・・・などと、いくつかの思い出した作品についてぽつぽつと呟いてみた。お粗末様です。
m(__)m
おまけ:キャロルのケイト・ブランシェットと、プリシラ(砂漠の女王)のヒューゴ・ウィーヴィングは、「指輪物語」でエルフの女王と王様を演じた人です。綺麗だったよねえ。