最近、前から見たかったのに作品数が少なくてあまり選べなかった実写BLドラマがたくさん見られるようになってきてうれしい。私の場合、特に日本人によるBLがいい。なぜ外国のがなじみにくいのか、はっきりわからないけれど、一つは容姿、それから名前かな。申し訳ないけど韓流のはほとんど同じ顔に見える(歌とダンスのボーイズグループ然り)。二昔前くらいの韓流スターはもっと個性的だったのにね。タイのもね。そして名前、覚えられない。(;´Д`)漢字で書いたらもっと覚えやすそうだけど、カタカナになると、苗字もイとかハンとかソンとかでよくかぶるし、タイ産のでも、ニックネームは短いのがあるけどやっぱり顔とともに見分けがつきにくい。・・・以上のところは大いに反論されそう。(;^ω^)私が単に歳とって短期記憶が悪くなっただけかも。ただ、日本人のは割と覚えちゃうのにね。σ(^^;)
そんな私の強い味方、「ドラマシャワー」枠が2年やってくれてもう終了するところ。KADOKAWAがつくったBLレーベル「トゥンク」とMBS毎日放送がコラボした企画で、私(&多くの腐女子)にとっては安定した供給があったのでとても嬉しかった。しばらく前からそれが終わったらどうなるんだろうと心配していたのだが、この頃は別枠や他局でも放送されてきたので、今後も途切れなくどこかで見られそうでほっとしている。
このブログでは、MBSでBL(以外も含む)ドラマを放送してくれた、ドラマイズム、ドラマ特区も含めて少しWikipediaで調べたことを挙げてみる。ピンクの字はBLドラマ(他局も含む)。
▼ドラマイズム▼
以前MBSでは深夜ドラマに「○○枠」というのは設けていなかったが、アニメだと前から「アニメイズム」というのがあるそうだ。フジ系の「ノイタミナ」みたいなのかしら。そのアニメイズムに倣ってドラマイズムを始めたのが2016年4月18日からで、最初の作品が、松田翔太くん主演の「ディアスポリス 異邦警察」。火曜深夜というか水曜未明放送で、制作がMBSで先に放送し、続いてTBSで、そしてMBS動画イズムとTVerとGYAO!で配信される。
居並ぶ錚々たる放送されたドラマタイトルたちには、見ていなかった私でも知っているものがいくつもあり、それらには後で映画になったものが多かった。例えば、「闇金ウシジマくん」(主演山田孝之)、「彼岸島Love is over」(鈴木亮平)「ファイナルファンタジー 光のお父さん」(千葉雄大、大杉漣)、「賭ケグルイ」(浜辺美波)、「映像研には手を出すな!」(実写映画にはちぇりまほの安達役の赤楚君が出てたのよね~)、「年の差婚」(竹財さーん)、「ホリミヤ」(鈴鹿央士)、「liar」(佐藤大樹)、そして、そして、2023年2月8日から3月1日までは、「美しい彼 シーズン2」。うつかれのシーズン1は、2021年で、枠としてはこれではなくドラマ特区だったけど、シーズン2はドラマイズム枠だった。その辺の事情はわからないけど、映画の公開(美しい彼 special edition)に合わせてあったし,シーズン2は4回しかなかったからね。
その後も、2023年10月25日からは、現在映画版が公開中の「マイホーム・ヒーロー」(佐々木蔵之介)、それから、今現在私たちを大喜びさせてくれている、しっかりBLのドラマ「恋をするなら2度目が上等」が3月6日から多分6話完結で放送されている。この作品、キャストは素敵だし、ストーリーの運びもキュン要素があってとても魅力的で素晴らしい。もう次の作品(舞台劇要素の強いもので堤真一さん主演の)「滅相も無い」が決まっているけど。「恋2度」はFODでも見られるのがありがたい。TVerと違ってCMを飛ばせるし、各話の配信期間が1週間縛りでないから。
▼ドラマ特区▼
これはおなじみ金曜0時59分から、つまり木曜深夜のドラマ枠。BL関係はなぜか木曜深夜のものが多い。2019年に始まり、第一作は4/26からの「カカフカカ~こじらせ大人のシェアハウス」。主演は森川葵ちゃんで、中尾暢樹くん(「チア男」から私の推しの一人。「壁サー同人作家の猫屋敷君は(略)」では松岡広大くんとBLカップルに)が共演したようだ。その後もほぼ漫画原作のもので、「コーヒー&バニラ」、「ねえ先生、知らないの?」(赤楚君が馬場ふみかちゃんの相手役の美容師で出演)。この放送が2019年の12月6日から翌2020年1月17日で、その年の秋にちぇりまほこと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京)が放送されて、赤楚君と町田君が大ブレイクしたのだったわ。あのコロナのために先が見えなかったころ、「ちぇりまほ」は本当に癒しだった。毎週とても楽しみだった。「夢中さ、きみに。」(和山やま作で、「なにわ男子」の大西流星くんと高橋文哉くんが出演)は翌2021年1月8日から2月5日放送で、次が2月12日からの「西荻窪三ツ星洋酒堂」(浅井西原作、ちぇりまほの町田啓太君が意外なことに初主演したドラマ。共演は「His」で宮沢氷魚くんとBLカップルを演じた藤原季節くんと森崎ウィン君)、このオープニング曲のI don't like Mondays のENTERTAINERがかっこよかった。
そのあとは、「初情事まであと1時間」もあったが、11月19日から、「美しい彼」(シーズン1)が始まった。これは言うまでもなく凪良ゆう先生の原作も素晴らしいし、脚本監督キャスト(萩原利久くんと八木勇征くん)みなよかったBL界の傑作実写。(^▽^)/
その後は以前ブログを書いた「たびくらげ探偵日記」もあったが、2023年になって、10月から「君となら恋をしてみても」が放送された。(原作窪田マル、主演日向亘・大倉空人)これは湘南の景色を背景に男子高校生同士の爽やかな恋を描いていて気持ちの良い作品だった。
そしてこのシリーズでは、次回作が4月19日からの「ゴーストヤンキー」に決まっているが、主演が他局の「君には届かない」で前田拳太郎くんと主演を演じた「超特急」所属の柏木悠(はる)君である。彼は「君ない」では演技初挑戦だったが可愛く素直なカケルそのものだったし、俳優としての今後が楽しみだ。
▼ドラマシャワー▼
2022年4月22日からMBSの金曜1:29に放送開始された30分枠。つまりドラマ特区の後に放送。される。私は配信でしか見られないけど、特区もだが、「5いっしょ3チャンネル」というグループがあって、関東5県の独立系ローカルチャンネル(とちテレ、群テレ、テレ玉、チバテレ、テレビ神奈川)では、MBS初回放送からずらした放送日・時間帯で、地上波で見られる。
さて、これまでに放送された(今放送中なのを含め)のは2年で12タイトル。好き嫌いも推し推さないもあろうが、みなそれぞれに味があったなあ。作品全部ではないが、ドラマを見て原作を買ったものもあるし、後で発売された円盤を買ったものもある。どの作品も、オープニングとエンディングの歌にスタッフのセンスが感じられる。中にはDL購入したものもある。
一作目は2022年4月22日から6月10日までの「不幸くんはキスするしかない!」原作は露がも子さんの漫画。脚本金杉弘子(タクミ君シリーズ)、主演曽田陵介、佐藤友祐(lol) 男子大学生の話。私はあとで原作2巻を電子版で買って読んだが絵柄が可愛かった。ドラマは原作と変えてもっとドラマチックになっていた。
二作目は6/17~8/12の「先輩、断じて恋では!」原作漫画は晴川シンタ、脚本高橋明宏
これは漫画も音楽も円盤も購入しなかった。(^^;)主演は内藤秀一郎くんと瀬戸利樹くん。ちょっとキュンが少なかったように思った。瀬戸君はあとで「僕らのミクロな週末」にも主演で出演。
三作目は8/19~10/14の「高良くんと天城くん」原作は「はなげのまい」というペンネームの漫画家さん。苗字と名前の区別はないんだろうね。ダ・ヴィンチのHPで読めることに気づいて時々更新されるたびに読んでいたが、最近更新が途絶えている。でもその間新作も発刊されて、私はドラマを見たあとから全刊を紙本で買っているがドラマのほうがエモくてずっとよかった。というか別物的だった。漫画は漫画で緩いけどいい感じ。主演のIMP.の佐藤新くんと少年忍者の織山尚大くんがとても良い。エンディングの曲、中山優馬くんのsquallを買おうかなと思ったけど、YouTubeかなにかで聞いてみたら悪いけど冗長な感じがして、結局買わなかった。
四作目は10/21~12/9の「永遠の昨日」
原作は榎田尤利の「泣けるBL小説」という評判の小説。私はドラマ途中で買って読んだ。脚本は監督でもある小林啓一氏。改変はあるがそれも詩的でよかった。主演は小宮璃央、井上想良。
曲はOPがAyumu ImazuのSunshower、EDが久保あおいの「遠い夏の日」どちらもよいが、私はSunshowerのほうをDLして購入。円盤も購入。この作品で小宮君と想良くんのファンになった。小宮君は「高天」の田中氏とは別人のようだった。榎田さんの本も何冊か読んでいる。彼女はBL作品では尤利、それ以外(ファンタジーなど)ではユウリと名乗っている。
五作目は12/16~2023 2/10の「飴色パラドックス」
原作は夏目イサクさんの人気漫画。何刊も出ているが読んだことはない。うつかれの八木君と同じFANTASTICSの木村慧人くんと、佐野勇斗君と同じM!LKの山中柔太朗くんの主演。慧人君はFANTASTICSでは年下組だが、山中君はもっと若かった。私はこれの曲も原作も円盤も買わなかった。(^^;)山中君にはその後「ブラザー・トラップ」も見るなど注目したが最近出演ドラマはないような。
六作目は「ジャック・フロスト」。2/17~3/31まで。冬にふさわしい内容の満を持してのオリジナルドラマ。原作「窓霜」って、複数の人たちのまとめ名前では?脚本は、安川有果、高橋名月、船曳真珠、監督も同じ。主演本田響矢、鈴木康介。鈴木君は、「高天」に天城の「心の友」香取役で出ていた。本田君は「律」という役名だったが、今「セレブ男子は手に負えません」という他局のドラマでも律という役で、鈴木君、中尾君と共演している。ほかの作品よりもベッドシーンが多かった印象。(^^;)よかったけれども円盤も曲も買っていない。
ここで、ドラマシャワー枠が当初の一年の予定からもう一年延びて、狂喜乱舞したのだった。
七作目は「永遠の昨日完全版」。4/14~6/9まで。
すでに撮影してあった作品なので大きくは変わらないが、監督がより原作に近くしようと井上想良くんのモノローグを少し変えて吹き込み、全話放映した。
八作目は「4月の東京は・・・」6/16~8/4放送。
ハルさんの原作漫画を、劇団EXILEの櫻井佑樹くんと超特急の髙松アロハくん主演で。最近またLaLaTVで放送しているのを見た。そう、気に入ったけど円盤買ってません。(^^;)
このドラマで少し物議を醸したのは、二人の中学生時代を演じた俳優の子たちが、ラブホにいきキスもしたこと。でも何のことか全くわからずに大人に無理強いされて演じたわけではなく、自分の意志でやってもいいと思って演じたのだろう。役を離れてもケロッとして仲良くしているようだった。そういえば、大抵、BLドラマでカップルを演じた役者さんたちは、役を離れても仲良くしているようだったので、微笑ましい。特にうつかれの利久君と勇征くんは仲良しだ。私はこの原作漫画を電子で、また、ED曲の林和希さんのOne Dayを購入した。
九作目は「体感予報」ちるちるではアワードで賞をとったくらいの人気漫画が原作というが、知らなかった。8/11~10/13。原作鯛野ニッケ。この作品では樋口幸平くんと増子敦貴くん(GENIC)のケミストリーというべきか、拗らせてるはずなのに違和感なく仲良しべったりキス多めな感じが面白かった。アジア中心に海外でも大ブレイク。私もすっかりダヨちゃん(増子あっちゃん)のファンになった。原作電子版と円盤購入。
十作目「ワンルームエンジェル」10/20~11/24、これも以前ちるちるのアワードをとったんじゃなかったかな?珍しく、先に原作漫画を読んでいた。はらだ原作、綿種アヤ脚本。この作者の作品はストーリーが面白い。主演上杉柊平、西村拓哉(Lil かんさい)。このドラマはBL味は薄いが、その要素は天使と元同級生のエピソードに少し出てくる。汚いワンルームのアパートが舞台の割には詩情があって、ヒューマンなドラマだった。すごく好きだけどまだ円盤は買っていない。でもOpテーマの蒼井翔太「8th HEAVEN」は購入した。
十一作目「佐原先生と土岐くん」2023 12/1~2024 2/2
これは原作漫画がまだガンガンpixivで続いているので読める。これまでに比べたら、セクシーさごく薄めの爽やかな青春ドラマ(キュン少な目、からっとしている)。主演岐洲匠、八村倫太郎(WATWING)。何も買っていないけど、OPのWATWINGの「I don't care」とEDのアツキタケトモ「#それな」はいい曲だ。BLにはいろいろな世界観や作品があるんだよね、と幅広さがわかる作品。今LaLaTVで放送中だしFODでも見られる。
十二作目「マイ・ストロベリー・フィルム」2/20~放送中
これはオリジナル作品で、しかも男女2人ずつの4人が主役という珍しい構成。だから四角関係?もある。主演:深田竜生(少年忍者)、矢花黎(7MEN侍)、田鍋梨々花、吉田美月喜。
彼らは同じ高校に通う友人同士で、主演の4人のうち、人付き合いのいい明るい光♂(矢花)に、音楽が趣味でいつもヘッドホンをして一人でいる凌♂(深田)は恋しているのだが、その凌を千花♀(吉田)が好きで、でも光は美波(田鍋)が好きなのだ。リアルな世界はこんな感じだろうけど、BL色が無茶苦茶薄くてやきもきしてしまう。
もう次は、ドラマシャワー枠はなくなり、かわりにドラマフィル枠となるようだ。
一作目は「奪われた僕たち」で、4/12に始まる。主演は須賀健太(名子役だったが今も演技力はすばらしい)と荒巻慶彦。ホリプロ制作、とある。そうかあ、ビデオプランニングとかカルチュア・パブリッシングとかじゃないのね。(^^;)
もうほかの枠でもBLが見られるようになったので、面白いものなら歓迎します。( ̄▽ ̄;)
写真は、体感予報から。