顔認証といっても、PCやスマホのロックを解除することではない。
何かの画像を見たときに、「あ、これは記憶の片隅のあれと同じだ」とか、「これは見たことがある、あのときの何かに関係しているらしい」とかいう機能(?)のことである。
うちの旦那なんかそっちのほうはあまり強くない、というか、画像のみでなく名前を思い出せないことも大いにかかわっているようだけど。(^^;)私は画像認証力はまあいいほうだと思う。
 
とはいっても大したことはないのだが、最近映画館で旦那と「身代わり忠臣蔵」を見た。休日の昼に映画を見に行きたい私が、旦那でも楽しめるかなと思ってこれの鑑賞に連れ出したのだ。(ほかに「カラーパープル」や「夜明けのすべて」も見たかったし、ゲゲゲもゴールデンカムイもカラオケ行こもまだやってるけど、このあたりが最も妥当かなと。去年は今頃「湯道」に連れて行ったと思う。)
 
身代わり忠臣蔵は、ご存じ忠臣蔵の仇討ち話のパロディ。殿中で刃傷沙汰をおこした赤穂藩主にお咎めがあるのは仕方ないが、吉良上野之介のほうも背中に刀傷があったことから、武士が敵に背をむけたとあっては臆病者としての責めを受け、しかも当主が重症なので、下手するとお家断絶になるだろうと案じた吉良家が当主の身代わりを立てたというもの。当主は嫌味な暴君(ムロツヨシ)で、その弟孝証(たかあき=ムロの二役)は、冷や飯食いの次男以下として幼い時に寺にあずけられたものの、さすらいの生臭坊主になっていた。彼に大金を払って身代わりを頼む家臣は、おっさんずラブの狂犬チワワこと林遣都。牧凌太はどS 設定だが、ここでの彼・斎藤はややMだった。(^^;)
(さて、現代広く受け止められている吉良像は、嫌味な成敗されてもよさげな人物となっているだろうが、これは江戸時代の庶民向けお芝居の忠臣蔵によるイメージであって、本当の吉良氏は名君だったらしい。この映画は、お芝居のほうの人物像で書かれている)
一方、赤穂藩では家老の大石(永山瑛太)がお家の再興を幕府に願い出ていたが、何年も認められず、その間上級の家臣には別の士官先が見つかっても、下級の家臣は食べていくのも苦しかった。そのため下級武士らを止められずに仇討ちをすることに。そんな大石と孝証が、なんと江戸の遊郭で出会い、お互いの身元を知らずに意気投合。そしてのちにお互いの身元がわかった後も友情は続き、家臣らの命をなるべく無駄にしないために、世間と幕府を欺く大きな賭けをした。
・・・その後どこがどうしてどうなったかはここには書かないけど。(^^;)
 
 
これは公式サイトから。上記のようなミッションを遂行したのだが、ミッション3は、チワワらにも赤穂の家臣にも内緒であった。下に人物相関図を載せてみる。旦那が柳沢吉保役の柄本明を「志村けんの」と言ったので、「何いってんの?」と思ったが、柄本明は志村けんのバカ殿様のコントで家臣の役をしていたのだった。( ̄▽ ̄;)あまり見ないので忘れていた。ちなみに旦那は「光る君へ」を見ているが、柄本佑の家系(リアルの)がよくわかっていない。(^^;)犬公方役北村一輝の眉毛つながっててヒゲゴジラみたいだ。(若い人は知らないよね💦)
 
 
 
画像が小さくてわかりにくくて申し訳ないが、吉良家の剣客・清水一学は、寛一郎。彼が佐藤浩市の息子だということも旦那は知らない。いや別にいいけど。加藤太右衛門は板垣瑞生。赤穂方では、一般の赤穂浪士の討ち入りと違って特殊な描き方なので、スター浪士(物語的に有名なエピソードを持つ浪士がたくさん存在)はあまり登場せず、一番よく画面に映ったのは清水一学と剣を交えた森崎ウィン演じる堀部安兵衛か。でも、おやっと思ったのは、最近「パーフェクト・プロポーズ」で見ていたせいか、この若いかわいい子は野村康太では(?)と思って後で確認したら岡野金右衛門役はそうだった。彼、沢村一樹の息子さんらしい。そういえば、先日「正直不動産」にゲスト出演していたし、あまり見なかったけど「転職の魔王様」にも出てたっけ?そして、映画みながらこの役者にしたいぐらいの(実際役者なんだが(^^;))女顔イケメンは誰だっけ(?)と思ったら、廣瀬智紀の片岡源五右衛門だった。ちなみに浅野内匠頭は、尾上右近。
女性陣では、色っぽい花魁は橋本マナミ、大石りくは野波麻帆、吉良家の桔梗は川口春奈。
全体にコメディーだからか案外登場人物はシンプルに少な目だった。面白かったかというと・・・コメディだからそれが一番重要なのだけど・・・まあまあだったかな。(^^;)なんといってもこの映画はムロツヨシの演技力、それにつきるかな。そして旦那は、前に見た、志の輔落語をベースにした「大河への道」が面白かったとやっぱり言っている。(-_-;)
 
おまけ:今期土曜23時からテレ朝の「恋する警護24時」を見ているが、(主演の短髪スーツ姿の岩本照君がかっこいいのと、「剛」の彼に絡む同僚役の藤原丈一郎くんが「柔」でいい感じ)岩本君のお父さんが殺された事件の犯人である不良少年役の3人がみなイケメンで、そのうち殺害の実行犯で一番悪い水田役が一番華奢で可愛かった。これまでちらっとしか顔が出てこなかったが、これはもしかして「高良くんと天城くん」の天城太一こと織山尚大くんでは(?)と思っていたが、キャストを確認していなかった。でもとうとう昨日は画面に大きく映った。
少年時代の水田の画像を送ってもらった弁護士岸村(白石麻衣)と、とりまくボディガードの面々。
 
 
 

その前列向かって左端の少年が水田で、下にアップを。

 


 

織山くんですね~。昨日キャストをしっかり見たら、役名はなかったけど織山くんの名前があった。彼は殺人犯なのに起訴を免れ、今は名前が変わっていて、とある会社の起業家として、岸村や辰之助(岩本)に近寄る溝畑淳平くんである。うん、ちょっと系統が違うけど彼もイケメン。「何曜日に生まれたの」でも癖の強い役だったけど、今作でもそうなのね。(;´Д`)