★サイレント・ラブ

 

 

みなさんご存じ、浜辺美波ちゃんと山田涼介くんの純愛映画。おばちゃんだって、たまにはこういうのが見たくなるので。(^^;)ていうか私は大人の恋愛ものよりこっちのほうが好き。

1月31日に鑑賞。山田くん(沢田蒼=さわだあおい)は、高校生位の時に派手なグループ同士(?)のケンカに参加し、相手が刃物を出してきて彼ののどを切りつけ、彼は怒ってその刃物を奪い、相手の腹部を刺してしまった。相手は死亡し、彼は傷のために声が出せなくなり、出所後は、古田新太らと一緒に横浜音楽大(架空)のキャンパスで清掃や庭木のメンテナンスなどをする仕事をしていた。親が全く登場しなかったが、愛想つかされたのだろうか?やろうと思えば神経移植とかで反回神経も動くようになるんだろうけど、彼は自分に罰を課したのか、それを選ばなかったのだろう。一方美波ちゃん(陣内美香)は、ばあやさんまでいるおうちの完全なお嬢様で、コンサートピアニストになるべく音大に入学したのだが、数か月前に交通事故に遭い、視力を失い(手術はうまくいったので、そのうち見えると言われているが)手にもしびれが残っていた。まだ慣れない様子で杖を頼りに歩いているけど完全な白杖ではなかった。

その全く境遇の違う二人が、彼女が校舎の屋上から飛び降りようとしたところに居合わせた蒼が助けたことで、運命が動き出した。

二人は学生立ち入り禁止になっている古い独立棟の練習室で再会した。蒼は彼女に頼まれて、毎週土曜日にその扉の鍵を開けてやり、壁の外で彼女のピアノに耳を澄ませる。彼女が転んだり迷ったりすると、拾ったガムランボールという彼女の高音が響く鈴を振り、寄り添ったり道を開けてやったりするのだった。

これを観ながら、以前吉高由里子と横浜流星の主演でみた韓国映画のリメイク「君の瞳がささやいている」を思い出した。目の見えないヒロインは、自分が起こした自動車事故で、同乗していた両親を亡くし、自分も視力をなくした。彼は孤児院育ちで、社会に出ても恵まれず、地下(賭け)格闘技に出ていた。そんな二人が出会い、恋に落ち、ドラマチックな展開があって、最後にまた巡り合うのだ。うん、いかにも韓流、面白いけどお腹いっぱいな感じ。(^^;)珍しく悪役をやった町田君が綺麗だったわよ。(^^ゞ ただ、あの作品では吉高さんは自力で稼いでいたけどお嬢様ではなかった。

それに山田君と古田新太さんは、ドラマ「俺のカワイイには賞味期限かある」(題名間違ってるかも💦)でも共演していて、山田君の将来の姿が古田さんだって、ありえな~い設定だった。(・_・;)古田さんはこの作品での役としてはよく合っていた。

監督脚本が「ミッドナイト・スワン」の内田英治さんで、やっぱり内田さんの描く世界ってこんなのなのかなあと感じた。悪い意味じゃないけど。そして、彼の描くヒーロー(ミッドナイトスワンでは草彅君演じるトランスジェンダーの凪沙)は、自己犠牲をもって愛する人を守ろうとするみたい。最後に、都合良すぎとの誹りを受けるかもしれないけど、二人が出会いなおして心からのファーストキスをする場面はやっぱり胸を打たれたわよ。

 

さて、2月公開でこれから見ようかなという映画たち。

2月2日、ご存じ★「鬼滅の刃」。

 

この原作は、同僚が全巻持っているので、全部読んだ。最後の、壮絶な戦いの結末とか、むしろ生まれ変わった鬼殺隊の仲間たちが暮らす様子とかを読んで泣いてしまったっけ。

アニメにしたほうが原作の戦いのスピード感や奥行き感や技の迫力などがよく感じられるので、時間があったら行くつもり。

 

2月9日

 

 

全く毛色の違う三作品が同日に公開。どれから見ようか。

★「カラーパープル」は、今から40年くらい前に普通の実写映画として封切られ、高評価だった作品。でも当時の私は映画は1年に2,3本しか見ない人だったので、見ていない。今回のはミュージカル映画なのでかなり前作とは違うだろうけど、社会的に黒人で女でと何重にも差別されながらも逞しく生きた人たちの作品であることには変わりない。楽しみ。

★「夜明けのすべて」は、朝ドラ「カムカムエブリバディ」で夫婦役で共演した上白石萌音ちゃんと松村北斗くんが主演。彼女はPMS(月経前緊張症)が重く、彼はパニック障害をもっている。その二人が職場で出会って、おそらくは二人でもっと良い状態になっていく話だと思う。松村くんは「キリエの歌」や、吹き替えだけど「すずめの戸締り」でも好ましい青年役をやれていたから、ちょっと注目しているが、やはり巡り逢う役にもよるよね。西畑大吾くんと探偵役をやったあれ、いまいちだったかな(ドラマが)。

★「身代わり忠臣蔵」は、新解釈というより二次創作的な忠臣蔵。主演がかのムロツヨシさんだし、近年1年に1作は、エンタメ(コメディ)時代劇が作られていてうれしい。神木隆之介くん主演のは去年見逃したし、楽しみに見に行きたい。

 

2月16日

★「ボーはおそれている」

 

まあ詳しくはまだわからない(調べてない)のだけど、なんたって「ジョーカー」での凄まじい演技もまだ記憶に新しいホアキン・フェニックスが主演ですよ。面白い、というか、何がしか心に残る映画であるに違いないと思うのだけど、スリラーなの・・・?ホラーじゃなきゃいいかな?(^^;)

 

2月23日

★「ネクスト・ゴール ウィンズ」

 

 

これは長らくサッカーFIFAランキングで最下位だった、勝利経験のない米領サモアのチームが、2014年のブラジルワールドカップの予選で初勝利を手にするまでの物語。既にドキュメンタリー映画もできていたらしい。これを「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ監督が、Xメンのマグニートー役マイケル・ファスベンダー(熱血コーチ役)を起用して撮ったのだから面白そう。2001年のオセアニア予選で彼らは対オーストラリアで0-31という記録的スコアで負けたらしいけど、それを言うなら日本だって(ラグビーだけど)南アフリカでのワールドカップで150点くらい取られて負けてたのよ。「インビクタス」という私の好きな映画で、当時のマンデラ大統領が公用車の中で電話でそのスコアを聞いて驚いていたわ。そう、バスケットのスコアじゃないのよ。(^^;)これも見てみたい。同じ日に★「コヴェナント 約束の救出」という社会派作品もあるけど、また同じ日に★「マッチング」も公開されるけど、それらはパスかな。

 

これはよくあるマッチング・アプリを題材にしたサスペンス。佐久間大介くんが土屋太鳳ちゃんにストーカーするらしいんだけど、彼女が助けを求めた金子ノブアキくんが、むしろ怪しい?

(^^;)これまでに演じてきた役柄から類推(邪推?)してみました。(;^ω^)

 

2月もなかなか忙しそうだけど、3月公開されるのがこれまた興味を引く作品ばかり。

「千と千尋の神隠し」の3月東京公演のチケットは全敗したので(´;ω;`)映画みるしかないわねえ。