原作漫画未読、鶴亀まよさん作のBL「パーフェクト・プロポーズ」の配信が始まった。FOD独占と書いてあったけど、関東ローカルで地上波放送もしてるらしい。ずるっ。(-_-;)まあそれならTVerで見られるということか。
渡浩国(金子隼也)と深谷甲斐(野村康太)が主人公。
夜の都会の道にばったりと横になった浩国。ブラックな会社に勤めているといおうか、彼はまじめに仕事しているのに、パワハラ上司にいつも無能であるように言われ、仕事を振られ続けて疲弊していた。夜よく眠れず、明日が来るのが嫌なくらいに。そこに声をかけたのは、中学生の頃に近所にいた年下の少年甲斐、今は大人になって、すぐには誰かわからなかったが。昔、いつもひとりぼっちでいたその子に優しく声をかけて、なつかれていたのだ。その彼は、住むところがなくなったから今夜泊めてと言い、戸惑いながら自宅へ連れて行った。結婚の約束までした相手を忘れる?と言われ、ピンとこない浩国だった。「だって、俺たち男同士だし。」「いいよ俺ゲイだから。」(^^;)💦
 
 
そして翌朝早く、浩国は慌てて出社し、甲斐は美味しいご飯をつくって待っていた。台所に調味料は醤油くらいしかなかったから、甲斐は鍵をかけずに買い物に行ってきたのだ。甲斐は母親がおらず、父とともに転居して浩国のそばからいなくなったが、のちに父に捨てられて、主ひとりで営む小さな料理屋に住み込みで働いていた。だから料理は得意だが、店主のおやじさんが倒れて入院し、主のいないところに住んでいるのも気がひけて出てきたと言う。(でもどうも実際は、この機に出てきたおやじさんの実の息子に追い出されたように見える。)
 
会社でのようす。周りの同僚はいいが、上司があからさまに浩国に対して当たりがきついように思える。そして浩国は人がいいし何も言い返せない。
 
向こうの席にはタクミくんシリーズの新作「長い長い物語のはじまりの朝」に出演した赤池章三役の高橋璃央くんがいる。
 
 

結婚の約束、とは。昔浩国が好きな女の子にフラれてめそめそしていたら、そこに来た甲斐が、

俺が結婚してやるから元気出せよと励ましたのだ。にっこりする浩国。

 

こうして二人の婚約が成立(?)した。
 

 
いつものように夜遅く浩国が帰宅。甲斐がつくったのはゴーヤチャンプルーだった。ちょうどこれ食べたかったんだ、と喜ぶ浩国。しかしご飯に満足してからベッドに入っても、彼はよく眠れない。いつもそうだ。と、ベッドの隣の床にひいた布団から、甲斐が乗り出してきた。いつからオナニーしてないの?ええ!?Σ(゚Д゚)驚く浩国を押さえつけ、良く寝られないんだろ、じゃあこうすれば寝られるから。こんなのただの処理だろ、と、手を伸ばした。・・・「早!」(;^ω^)と甲斐に言われながら終わったあと、久しぶりにぐっすりと眠れたらしい。( ̄▽ ̄;)
 
朝、美味しそうな朝ごはんが食卓に並んだ。ご飯、味噌汁、焼いた鮭に卵焼き。鏡を見ると、これまではやつれきっていた顔だったのに今日はお肌もつやつやしていた。しかも甲斐はお弁当まで持たせてくれた。これなら仕事に行く元気も出るよね。やっぱり人間といえども動物なんだから、栄養のある美味しいもの食べてしっかり寝ないと元気が出ないのよ。そして社会的な動物でもあるから、ほかの人との気持ちのいい交流があれば、なおいいのよね。
 
 
そして出かけるとき浩国は甲斐に部屋のスペアキーを渡した。はじめは早く出て行ってもらおうと思っていたが、彼が必要とするだけいてもいいと思いなおしたのだ。
 
 
このドラマ、主題歌挿入歌ともOCTPATHによる。軽快でいい感じだが、なぜか彼らはよしもと興行所属だ。
 
 
 

 
甲斐は、おやじさんのお見舞いに病院に出かけた。途中でお花屋さんで小さめの花束を買っていく。しかし病室を覗くと実の息子がいて、会わずに帰ろうとしたが見つかってしまった。息子は、やっと親父がしっかり治療する気になったんだから、もう来ないでくれという。甲斐を見ると親父さんが店を休まず仕事をすると言いだしそうなので、警戒しているのか、それとも実の息子として甲斐に嫉妬しているのか、あるいは店を閉めさせて売りに出そうとしているのか。花束まで突き返すのだった。嫌な感じ。
 
浩国が帰ると、今日は俺も遅かったから簡単なものでいいかなと、目玉焼きの乗った焼きそばが出てきた。喜ぶ浩国だが、甲斐にお前はいつも焼きそばパンを食べていたけど、焼きそば好きなのか、ときいてみた。でもそうではなかった。お祭りの夜店の焼きそば、なぜかうまいんだよな~、りんご飴、ベビーカステラ、金魚すくい・・・と言っても、甲斐は夜店に行ったこともないらしい。連れて行ってもらえなかったのかな。
それで驚いた浩国は、甲斐にいっしょに夜店に行こうと誘った。近所の神社でたなばたの日に縁日があると。甲斐がお風呂に入ろうとしたときに声をかけたので、こんなシーンになった。
ちょっとぉ、可愛い顔に似合わずその胸は?(・_・;)浩国が恥ずかしそうにしていた。
 
 
 
(正直いって、「佐原先生と土岐くん」の佐原と猫戸が水泳部員にしてはまったくボディが逆三角ではないな、と思っていたのだが、これじゃ甲斐が水泳部みたいじゃない。(^^;))クールな甲斐が嬉しそうな顔をしたので、張り切った浩国。朝早く6時前に出社した。今日こそは仕事を早く終わらせて、甲斐と夜店に行こうと思ったのだ。そして午後6時が迫り、甲斐に現地集合しようとラインしたら、例によってまた上司が2時間もかかる仕事をふってきた。自分はこれから会議だという。今日浩国は退社後に予定がありそうだと思っていた隣の同僚(眼鏡の人:入江甚儀)が、自分がやりますと言ってくれたのだが、君にも仕事があるだろうと言う。いつも、ほかの職員は浩国よりもたくさんの仕事をこなしていると匂わせる言い方をして腹立たしい上司である。残業が当たり前な会社って、今日問題あるんじゃない?夜店は9時には終わってしまうので、急いで仕事にかかる浩国。
 
一方甲斐は、街で金魚を入れる水槽を買ってきて、水を入れていた。昔まだ浩国と甲斐が近くに住んでいたころ、夏の夜一緒にお祭りに行こうと約束していた。ふたり浩国の家の縁側に並びお昼寝していたが、甲斐は起き上がって、まだ浩国が寝ている間に帰っていった。多分甲斐はもうこの町を去らねばならないとわかっていて、それを浩国に言い出せなかったのだろう。縁側にいるのは浩国とそのお母さん。結局二人は一緒にお祭りに行くことはなかった。
 
 
8時をとうに過ぎてから職場を飛び出した浩国は神社に走るが、もう閉めたお店もあり人影もまばらだ。焼きそばやの大将に、まだ焼きそばはあるかと尋ねたが、もう店じまいだとすげなく断られた。甲斐も現地集合なのでここに来たはずなのだが、うまく二人は出会えるのだろうか?もう彼は帰ってしまったのだろうか。下は、浩国の妄想のなかの夜店めぐり。
 
 
第三話に続く。