BSテレ東の「真夜中ドラマ」枠(土曜日深夜24時~)の「猫カレ~少年を飼う」が終わった。
真面目なOLで、仕事はできるがそのため敬遠されて彼氏のいない藍(石川恋)は、頑張ってマンションを買った。その家に、30歳の誕生日がぼっちだったので、ひとりで飲んで酔っ払って帰ってきたら、玄関の前にうずくまっている少年を見つけた。彼は、藍の帰りを待っていて、血がつながらない親戚だという。気が大きくなっている藍は彼を部屋に入れて泊めたが、彼は藍の奔放な姉の再婚相手の連れ子だった。藍は姉が再婚したことも知らなかったのに、後で電話で、急に夫とアメリカに転勤することになったが息子は日本に残るというから、あんたのところでよろしく、と。はあ~!?Σ(゚Д゚)犬や猫の子じゃあるまいに、と藍も怒ったが、人がいいので彼を同居人とし、父兄として近くの高校にも挨拶に行った。このはじまりかたを見ると「きみはペット」(一作目)を思い出すが、あのときは段ボールに入った傷だらけの松潤が、いかにも捨てられたペットみたいだったが、今度は違う。なにより松潤は、どこのだれかわからない(内緒の)設定だったが、こっちでは彼の氏素性ははっきりしている。
彼(凪沙くん)はまだ高校2年くらいか。斎藤潤くんがぼそぼそとゆっくりしゃべる内気な子を演じていた。彼は絵が好きで、美大で絵画をやりたいのだが、父親はまったく実利主義で彼のいうことに耳を貸さない。・・・いや、いくら急な転勤って言ったって、この息子の扱いは変でしょ、と思うけどね。(-_-;)斎藤君は、お正月公開の「カラオケ行こ」で、変声期に悩む合唱部の中学生を演じており、ヤクザの綾野剛に歌唱指導することになるのだが、予告編を見るとそっちではもっとはっきりぽんぽんと物を言う子の役のようだ。
 
 
これは学校にいったときの1シーンだが、このとき藍は、久しぶりに高校の時の同級生に会う。
彼は凪沙の入る美術部の担当教師で美術の先生になっていた。内藤秀一郎くん。
 
 
彼は高校の時から藍が気になっていたようで、凪沙の進路に親身になってくれ、後で藍に交際を申し込む。でも断られちゃうんだよね。(;´Д`) 藍と凪沙くんは、一緒に暮らすうちに、お互いがお互いにとってとても大切な人になった。しかし、ここで安易につきあってしまったら、世間は藍を非難することになり、藍に迷惑をかけてしまう。そう思って、必死に耐える凪沙くんだった。
いや凪沙君が高校を卒業しても、そして進学のためにマンションを出て行っても、成人しても、凄い年の差があることは間違いないしそれは縮まらない。だけど藍は、「待っていて」という凪沙からのメッセージに4年間待ったのだった。(@_@)すっごいなあ。そして彼も、ちゃんと藍のところに帰って来たのだった。・・・ただ、二人が同居していたときの無茶苦茶プラトニックなところはゆっくり描かれていたのだけど、遠距離だった4年間がぴょーんとひとっ飛びで再会の春になったのはどうかねえ。(-_-;)
 
ところでなぜ「ひだまり」と並べたかというと、それは小野寺晃良くんのため。キャストのところで小野寺君の名前をみて、「あれ、どこかで・・・?」と少し考えて思い出した。以前見たBL実写「ひだまりが聴こえる」で、声の大きな太一を演じていた子だ。でもあれは相当前なんだけど。あのとき若くても今は・・・。はい、やっぱりちょっと現役高校生というには大人っぽかったけど、いましたよ、美術部の友人に。
 
 
調べたら、あの「ひだまり」は2017制作だった。6年前なのね。
名作と言われている原作漫画「ひだまりが聴こえる」のあらすじを。(ストーリーは長いけど、実写化されたのははじめのほうの一部だと思う。ちなみに私は読んでません)主人公の航平(多和田秀弥)は(確か)中学の時の病気のため、高度難聴になった。なんとか頑張って、料理教室を開くお母さん(高島礼子)の愛情もあって、大学に進学。そして授業についていくのに聞き取れなかった箇所を補うため、専任のノートテイカー(書き留める役)を募集していた。でも聴力障害が始まってから繊細な彼はいろいろと人付き合いに支障をきたすようになった。少し身構えちゃうというか。(silentでも目黒君がそこをよく演じていた)そこに登場したのが、おじいちゃんとの二人家族で経済的に余裕がないなかアルバイトをして大学に通っている太一。彼は慢性的に空腹で、航平の持ってくるお弁当に魅かれ、お母さんが彼のと二人分作ってくれるお弁当と少しのバイト代でノートテイカーを始めた。
見て、この可愛い小野寺君。やっぱり、若かったよね。後ろ姿は高島さん。
 
なぜか航平はほかの誰の声が聴こえなくても、太一の声だけは聴きやすかった。そしてその声は、ひだまりのように航平の気持ちを温めた。航平はそのうち屈託のない太一に惹かれていったが、なにせ若い子たちなので、他の女子とかもからんできて誤解やすれ違いがあって、、、とある時に航平は思わず太一にキスをした。
 
 
 
太一が好きだと告白され、少しの間太一は航平と距離を置いた。が、航平が諦めて新しいノートテイカーを募集したチラシを持って、太一がまた現れた。これ、俺がやっていいだろ、俺、どれだけ考えても航平を嫌いになる理由なんて見つからなかった。(趣意ね💦)
 

 

こうやって見ると、小野寺君が小さい感じだけど、「猫カレ」でみんなで文化祭の準備をしているところを見たら、そう小柄でもなかった?・・・もしかして身長伸びた?(^^;)

 

そしてまたここでおまけが。大学の(好意的な)友人に、三津谷亮くんがいた。

 

彼は、タクミ君シリーズ4作目の「pure」で、高林泉を演じた。その時の高林は、タクミを傷つけようとしたときの高林とは違って、吉沢の愛のおかげでずっと丸くなっていた。真ん中の段の右から二人目がこのときの三津谷くん。この時可愛かったよね。(あ、他意はないです(^^;))