前のブログ(今月気になる映画)で、坂東玉三郎様のお写真が今ないと書いたが、ちゃんと家に映画館のちらしがあった。せっかくなのでそのビジュアルを載せようと思う。玉様は、面長なお顔で、特別な美形ではない(でもごつくはない)、しかし、お姫様ならお姫様なりに、町娘なら町娘なりに、また大人の女性なら大人の女性なりに、しなやかにかつ艶やかに演じ分けることができる。才能もあるだろうが、大変な努力の人なのだと思う。生まれも歌舞伎の名門ではないが、押しも押されもしない歌舞伎の女形の第一人者でかつ現代劇でも女優ができた。我々女性は、(昔ながらのイメージ上の)女性らしく振舞わなくても、女性であることは間違いないが、彼ら女形(もしくはニューハーフらも)は意識して女性にならなければ女性に見えないのだ。だから肩を落として体もしならせて、指の先まで気をつかっている。対して私などは、もとからなで肩だけど、ガハハと笑っても無問題。・・・いや比べてはいけない。(^^;)今回シネマ歌舞伎として劇場にかかったのは、泉鏡花の小説を原作とする舞台4つ。
 
 
前に書いた「夜叉が池」も鏡花作品。鏡花の小説は幻想的で、ややホラーで、ややエロティック?だ。そして主演女優が女形役者だと、相手役の男性俳優もキャスティングや演技難しいかもしれないな。
左は市川海老蔵(当時)と右は中村獅童。
 

 
こちらも左は海老蔵(今は団十郎)と、右は松田悟志。海老蔵の目がぱっちりはっきりした男性的な顔立ちは、いいコントラストとなって映えるのかもしれない。
下は先月見た「覇王別姫」で虞美人を演じたレスリー・チャン。彼も特別女性的な顔立ちではないが、彼が映画内で京劇のメイクと衣装をとって街に出た時はこんな外見。惜しくも亡くなってしまったが。
 
 
玉様には、長くお元気で、日本の演劇と舞台芸術のために尽力していただきたいな。
 
 
さて、今日発売の「美しい彼 劇場版 ~エターナル~」のDVDボックスが昨日届いた。
案外太い紙ケースが入っていたので驚いたが、ケースの中身は普通のDVDのプラケースと小冊子と、隙間を埋めるボール紙だった。これ、棚に立てるときはどっちにしよう?プラケース、それとも紙ケース?(^^;)
この立っているのがプラケースのそのまた紙ケースで、後ろが太い紙ケース。手前は特典の写真カード。(Amazonの特典)
 
 
これは細いほうの紙ケースから出したプラケース。中身はDVD2枚。
 
 
ケース同梱の小冊子。
 
 
太い最外側の紙ケース。平良と清居がニュアンスのある表情でお互いを見合うのは雰囲気がいいけど。何か恥じらってる?(^^;)
 
 
まだ中身を見ていない。楽しみ。