おやすみ王子 | malaviyaのためいき

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徒然なるままに由なしことを書き綴るあやしく物狂おしい?ブログです。ガスぬき・・・かな・・・

数年前、NHKで深夜に放送していた「おやすみ王子」。眠れない女子のために、若きイケメン男子がお話を読み聞かせて寝かしつけてくれるという趣旨の短い番組だった。私が録画して見ていたのは町田(啓太)君。たまにはヤンキーや自衛官も演じるけれど、私が一番好きなのは王子様キャラの彼(例えばスミカスミレの真白雄青)だし、ナレーション向きの柔らかく落ち着いたいい声だから、ぴったりな役どころだと思った。残念ながらもうその録画データは旦那に消されたけど・・・。(-_-;)ほかのキャストには山崎育三郎くんなどもいたかな。そのあとまた第二シリーズも放送され、それはまだNHK+かオンデマンドで見られそうだ。でも第一シリーズは見られなそう。
 
そしてこの度、「レギュラー番組への道」という企画で、シリーズ3作目が制作された。
 

 
本放送は21日23時半からだった。見逃したけど・・・。(-_-;)でもNHK+で見られた。今後レギュラー番組になるかどうかはわからないけど。そして朗読する俳優が変わるかどうかもわからないけど。
次回放送する番組も面白そう。図書館名探偵?
 
 
 
一日頑張った女性たちが心安らかに眠れますように・・・。祈りをこめて、「お休み王子」が読み聞かせ。眠れない人だけが迷い込むという不思議な本屋さんを舞台に今回は、小川洋子、千早茜、窪美澄、三人の芥川・直木賞作家が「秋の果物」をモチーフに番組のために書き下ろした短編を、三人の個性豊かな「おやすみ王子」たちが読み聞かせ。合わせて、彼らの日常や関係性も描く朗読ドラマ。【出演】水上恒司、藤岡真威人、犬飼貴丈。
 
上記はNHKのHPにあった紹介文。
その本屋さんのセットが、すごく凝っている。初めて制作されたときはこんなゴージャスじゃなかったし、本屋さんでもなかったような・・・?
そしてその本屋さんは、犬飼君が設計デザインして作り、本を選ぶのは水上くんで、藤岡君は・・・?マスコット?(^^;)いかん、ちゃんと把握してないけど、可愛い後輩みたいな感じだった。下は、いくつかにわかれた部屋のひとつ。凄い照明器具。こういうの、確か既製品であったような気がする。
 
不思議な本屋さんにいるのはこれらの3人の王子たち。あなたも眠れないんですね、と。
 

 

そして看板犬の銀次。もちろんなんだろうけど、全然吠えない。
 
まず、水上君から朗読。桃をモチーフにした、小川洋子さんの作品「桃の種」。

 
桃を剥くのが上手な男とその恋人のショートストーリー。結局は別れてしまうのだけど。
読みながら画面には時々イラストが出たり、スモークが入ったり。
 
 
で、朗読が終わったら、彼が桃に実際にかぶりついたのだ。口元がアップになって、これ、なんの演出?(゚Д゚;)ちょっとドキッとする。そして手で口についた果汁を拭う。
 
 
写真ボケててすみません。でも、ボケてるくらいがちょうどいい感じがする。(;´Д`)
 
 
藤岡君が来て、この店本屋なのになぜバスタブがあるの、と尋ねた。外国には実際バスのある店があって、入浴してリラックスしてもらってから好みの本探しの相談に乗るという趣向らしい。それを参考においてあるとのこと。そうなの?日本でも、大浴場があって休憩室で本(漫画が多いと思うが)が読める施設があって、そりゃ半日いられるなと思うが、本屋さんではないのよね。
 
 
さて今度は藤岡君の番。見守る先輩二人。朗読するのは柿のお話、千早茜さんの木守柿。
 
 

 
柿の木のある家、田舎にはよくある。旦那の実家にもあるけど、もう歳とっちゃってダメになりそうだ。だいたい、うちの地方の柿は渋柿で、干し柿にするか焼酎をつけてさわし柿にしないと食べられない。主人公の田舎のおばあちゃんは干し柿作りの名人だと。柿は、木になっているものを全て採ってはいけなくて、いくつか残しておかなければいけない。それが木守柿。
 
まるで夕暮れ前に窓からの西日を浴びているように、一時的に照明が変わる。ノスタルジックなお話にぴったり。「すべてが私たちだけのものじゃないから」これは主人公のお母さんのセリフだったと思う。世界に対して謙虚な姿勢。
 

 
次は犬飼君の番。今回は少しぶっきらぼうに話すキャラ。
 
 
窪美澄さんの「林檎」を朗読。主人公は、共働き夫婦の奥さんのほう。子供が熱を出したと知らせを受けて、保育園に走る。子供は大切だけど、仕事上責任があるからいろいろ算段しなくては。辛いところだ。
 
 

 
でも子供は具合が悪いからぐずって放してくれない。しかたなく寝かしつけているうち、自分も眠ってしまう。だけどいつのまにか夫が帰ってきて、食事をつくってくれたようだ。うどんと、不格好なウサギ林檎。母が送ってくれた林檎で、まだ食べきれずにずっと台所に置いてあったもの。(ご主人可愛いなあ)
 
 
自分は子供にウサギ林檎を作ってあげたことがあっただろうかと考える。でも、辛いという字も、一(十だっけ?)を足すと幸いになるんだよな、とも。
 
 
 
さて、お茶(夜食)にしようということになった。
そのアップルパイは、なんと藤岡君が焼いたものだという。じゃ、この(不格好な)うさぎリンゴは?と犬飼君が訊くと、それは水上君が犬飼君の朗読を聞きながら剥いたのだと。(^^;)
へえ、とつまんでシャクシャク食べて「うまい」。(o^―^o)
 
 
 
仲良しイケメン三人組、はたしてこれに続く新しい回は制作されるのかな?(記憶がいまひとつでお話の内容が不正確なのはおゆるしを。)m(__)m