主演の二人が推していたので、楽しみにしていた第7回。先回は、ダヨちゃんが振り返った瀬ケ崎との出会い。今回は謎の「まずいカレー」が登場する瀬ケ崎の回想が描かれた。
 
 
あの万さん宅から強引に連れ帰られたあと、リモートで万さんと作っていた「推しカレ!」の本が出来上がってきたが、ダヨちゃんは浮かない顔。なんとなく瀬ケ崎があれ以来よそよそしいのだ。タブレットでみるエブリディ・ウェザーの瀬ケ崎は、にっこり微笑んでいるのに、それは自分に対してではない。万さんは「瀬ケ崎さんにも読んでもらって」というが、これはしばらく隠しておくと、リュックにつめたダヨちゃん。
瀬ケ崎が仕事の帰り道独り言を言っている。まさか、葉、またあの編集者と会ってないだろうな・・・葉が体を赦しているのは俺だけだが・・・(キャー(;´∀`)そこは信じてるのね💦)嫉妬してるな~依存してるな~。(;^ω^)
瀬ケ崎が帰宅したが、彼も元気がない。くったりソファにのびる。ダヨちゃんは、そろそろと例のリュックを持ち出すが、瀬ケ崎は、まさか葉出て行こうとしてないだろうな?と疑ってしまう。そんなに好きならもっとやさしくわかりやすく接してやってよ。(-_-;)(写真が良くないのはご容赦)
 
 
 
瀬ケ崎は、ダヨちゃんとの出会いを思い返している。大学のキャンパスで、こちらを見つめるダヨちゃんの視線に気づいたときのこと。睨むでも情熱的に見つめるでもなく、ただ静かにこちらを見て何か描いていたダヨちゃん。ぼっちくんと馬鹿にされながらも、周囲に合わせることもなく淡々とそこにいたダヨちゃん、しかし自分はうまく表情をコントロールし、いつも自分を演じていたのだった。羨望のような嫌悪のような、なんとも言えない感情を覚えていたが、あのパシリ事件を機にダヨちゃんと言葉を交わすようになった。
 
 
そしてある日、そのスケッチブックを見せてもらうと、そこには、自分の思い描いていた自分とは違う自分の姿が描き出されていた。にこやかではなく、物憂げな横顔。「俺、こんな顔してる?」・・・これは、対象を見て短時間に特徴を捉えて描く訓練なんです。(スケッチというか、クロッキーかな。)ダヨちゃんは「似てない」と言われたと受け取ったが、瀬ケ崎は、「見透かされてる」と受けとった。少しうろたえて、でもちゃんと礼を言って去る。
 
 
瀬ケ崎は、前にも書いたが、言葉少なくあまり自分を主張せずに微笑んでいる外面(そとづら)を鎧にして、その内側では、周囲の誰にも心を赦していなかった。大声で他人(ダヨちゃん)をディスるなんてと、かえって取り巻く友人らを軽蔑していたくらいだ。寂しい人だなあ。もっと自分を出して相手の事も知っていけば、軋轢はおきたとしても本当に心から信頼できる人だって見つかりそうなものだと思うが。ある日、キャンパスの片隅でいつものように瀬ケ崎のグループが談笑していたとき(下の写真はそのときの彼。とても魅力的な笑顔ではあるね)
 
 
ダヨちゃんがいきなり割り込んできて、瀬ケ崎をひっぱって連れ出した。どうしたのと尋ねると、「とても具合悪そうだったから」と。
 

 
あら、着てるものを見るとさっきと同じ日みたいね。実は本当に瀬ケ崎は体調が悪かったのだ。くらっとしてダヨちゃんの肩に倒れてきた。そんなの我慢せずに、友達に「調子悪いから帰る」って言わないものかな。熱もあるみたいだ。
 
 
保健管理センターへ、と思ったが、家が近いから帰りたいと瀬ケ崎。お友達呼んできましょうかというと、「いい。あいつらといると疲れる」と、思わず本音がこぼれてしまった。家まで送ってきて、寝かせて帰ろうとするダヨちゃんに、「帰るなよ・・・帰んないで」と引き留めた。
 
 
スポドリ買ってきますか、とか尋ねるダヨちゃんに、「腹減った」、じゃあ温めて食べられるものを・・・「レトルトやだ」。おーい。(-_-;)本音吐いたらエスカレートしてきたじゃない。
ダヨちゃんの名前しかしらないのに(このとき苗字も知らなかった💦)この力の抜き加減。いつも外では緊張してる瀬ケ崎には、ダヨちゃんが合ってたんだろうね。これは運命的なめぐりあわせかも。しばらくうとうとして目が覚めたら、ダヨちゃんは律儀にそばに座って、また彼を描いていた。目覚めて買ってきてくれたスポーツドリンクを飲むと、何かいいにおいがする。カレーだった。(出たよ~!(⌒∇⌒))
 
 
しかし、病人にカレーって・・・❓と思うが、ダヨちゃんは、カレーしか作ったことがないという。お粥をという気づきもなかったらしい。なんか、笑えるくらい可愛い。( ̄▽ ̄;)そして、瀬ケ崎がそれを口にしたとたん、凄いボリッという音が聞こえた。このシーン、何度か見たけど、この音は何度聞いても笑ってしまう。(*´∇`*)生煮え人参、薄いルー、嚙んでも嚙んでもかみきれない豚肉の油。(>_<)思わず大笑いしだした瀬ケ崎に、すみませんと小さくなったダヨちゃんだが、「いいよ、クソ元気出たわ」とさらに派手な音をさせながら食べ続ける。きっとカレーすらろくに作ったことないのに、俺が腹減ったって言ったから、頑張って作ったんだ。おそらく味見もしなかったんだろうなあ。「これ全部タッパーつめとけよ。全部俺が食うから、お前は食うな。」このカレーがまずいことを知っているのは、俺だけでいい。こいつが一生懸命これを作って、俺はそれが嬉しかった。その事実だけあればいい。
たまに色文字にしてみました。(^^;)これでぐっときちゃんたんだね、瀬ケ崎。
「悪かったな、いきなり面倒見させて」ダヨちゃんに対する話し方も変わってきた。もともと上級生ではあるが、これまでの外面の雰囲気ががなくなっている。
ダヨちゃんの髪の毛を撫でてくしゃくしゃしながら、思う。「トロくて、不器用で、なんかずれてて、ぼーっとしてて、・・・でもそれが良かった。俺にはそれがよかったよ。」本音だねえ。
 
 
それから。ダヨちゃんの姿を見つけると、そばに行って話しかける瀬ケ崎の姿があった。取り巻きたちは不思議そうに見ている。「何か御用でしょうか?」「ん~、呼吸しに来た。ここ空気うまいから。」
 

持ってんだろ、ノート。描いていいから。こんなに近くに来てやったんだぞ。良く見て描けよ。・・・やっぱり似てなかったですよね。違う違う(w)、あれ、そういう意味じゃないから。描いて、もっと。自分自身でさえ知らないような、心の奥まで。お前になら暴かれてやってもいい。うん、上から目線だけど(^^;)、ダヨちゃんには瀬ケ崎は心を赦してる。もうこれは恋なのね。(o^―^o)
 
強い雨音に目を覚ますと、もう外は明るい。昨日台風が接近していると予報していた瀬ケ崎。ダヨちゃんを探すと、家の中に見当たらない。ほんとに出ていかれた?💦と探し回るが、勝手口に置かれた洗濯物かごに気づき、濡れるのも構わず屋上に駆け上がる。ダヨちゃんはやっぱり洗濯物を取り込んでいた。台風来るってわかってたのに、遅くなってごめんなさいと。
 
ううん、そんなことじゃないのよ。いなくなられるのが怖くてたまらなかっただけなの。
お前がいないと、俺は、うまく息ができねえんだよ。
 
そして、何度も何度もキスする瀬ケ崎。わけわからないけどされるがままのダヨちゃん。
「ここにいると危ねえから」とダヨちゃんの手を引っ張って下に降りる。
髪の毛を拭いていると、後ろから瀬ケ崎が来た。「ごめんな」あ、珍しく謝られた、とダヨちゃんの表情が緩むが、それは甘かった。シャツで両手首を縛られて、ベッドに転がされる。(゚Д゚;)
 
ごめんな、俺がバカだったわ。お前を信じてそのままにしてた。本当はこういうのしたくねえんだわ。でもお前が出て行かないようにしねえと。
そして、ダヨちゃんに「結構似合うじゃん」。
 
えー、せっかく甘やかな雰囲気になったのに~、今度は何する気ですか、ドSな瀬ケ崎君!?
原作では、両手首と両足首をガムテで縛られたとき、ダヨちゃんは彼のしつこい愛情を浴びるのだけど、(この原作はエロいシーンにかなりページを割いてるので、例の担当編集さんには受けがいいかも?💦)エピソードの並びがそもそも原作とドラマでは違う。ドラマの方が二人の心情の面でもわかりやすさの面でも気持ちよく受け取れるし、きわどいシーンもうまく避けられていて見やすい。とはいっても高校生のストーリーじゃないし、かなり攻めてはいるけれども。(^^;)
 
さて、次回が最終回。どのように終わるのだろう。原作の最後は、なんだかしっかり落ちが付いた感じには見えないのだが、ドラマではむしろこのシチュエーションで愛の告白をしあった方が落ち着くのかな。
すっかりこのせがだよコンビ、というかダヨちゃん役の増子くんがお気に入りになってしまったが、今夜22時になにか彼から重大発表(?)があるらしい。
円盤も買おうかな、どうしようかな。