ああ、そういえば、何度か予告編で見ていたのだったが、封切り今月20日だったのか。昨日19時から「アナログ」の舞台挨拶生中継つき上映を見たのだが、そのとき館内通路に大きな「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のポスターを見つけた。今まで来月封切りの映画のポスターが貼ってあった場所に、なんで今頃今月のを貼るのかな。(-_-;)

マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロといったら、古くは名作タクシー・ドライバーをどうしても思い出す。そして主人公はディカプリオ。アメリカ先住民であるオセージ族は広大な土地を所有していたが、そこから石油が採掘されたために莫大な富を得た、それを狙いかつ差別意識が強い地元の有力者(ロバート・デ・ニーロ)がどうも暗躍したらしく、次々にオセージ族の人たちが謎の死をとげた。ディカプリオは、オセージ族の女性と愛し合いながらも、目的のためには冷酷なこともやってのけるという複雑な人格らしい。

オセージの現酋長であるスタンディング・ベアーは、スコセッシ監督の姿勢が自分たちの信頼を裏切らないと判断し、作品制作に協力したそうだ。これは、「福田村事件」のようにしっかり見るべき作品なのではと思う。スコセッシとの共同脚本は、フォレスト・ガンプやDUNEなどを手掛けたエリック・ロス。

 

 

「お前の罪を自白しろ」これは、予告編でもあまり見ていなかったかな。

国会議員(また堤真一。また怪演なのかな(^^;))の孫娘が誘拐され、身代金ではなく、記者会見を開いて自分が政治家として犯してきた「罪」を自白しろと要求された。中島健人は彼の息子で秘書らしい。てことは、誘拐された女の子の父親?彼は家族の命を救うため、前代未聞の大事件に挑むとのこと。時間があれば見てみたいけど。

 

アナログ、ひさびさの純愛もので、良かった。舞台挨拶中継は映画上映前に30分くらいだったが、上映前だからネタバレしないようにしゃべるので、ちょっと隔靴搔痒の感があった。(^^;)7時の回の前にすでに1,2回鑑賞済みの人にはよくわかる(今風にはわかりみが深いっていうの?)エピソードだったろうけど。

やっぱりニノはうまい。「母と暮らせば」では吉永小百合さんとだったけど、今回は高橋惠子さんと親子だった。今回のほうが現代ものだからか(あれも現代ではあったけど、終戦直後だったのでもう隔世の感がある)より実感もあって親子関係に共感もできた。

終盤では、ホール内に鼻をかむ音が聞こえたので、きっと若い女子あたりが泣いていたのだろうと思うが、私くらいになると、涙腺がゆるくなった割には涙は出てこなかった。( ̄▽ ̄;)