最近無料で見られるBSチャンネルとして登場し、新聞の番組欄でも目に付くようになったBS松竹東急。たまに舞台中継の古いもので面白いものが見られるようだ。「すことん」とかね。
先日その番組欄で「ミュージカル・テニスの王子様」を見かけ、「ふーん」とスルーするところだったが、出演者に滝口幸広とあったから、これはと思って予約録画した。
舞台は2007年1月のサンシャイン劇場。残念ながら青春学園のキャプテン手塚国光は渡辺大輔くんではなく、菊丸英二も浜尾京介くんではないときだが。この二人は、2代目のギイとタクミを演じたペアだった。でも、不動の赤池(私が勝手につけたキャッチコピー)として、1~5作までの全部で赤池章三を演じたのは今は亡き滝口君だ。彼が大石秀一郎を演じた舞台だった。
 
原作を読んでいないのでちっとも詳しくはないが、「テニスの王子様(略称テニプリ)」の原作は第人気漫画で、アメリカでテニスのスター選手だった越前リョーマが日本の青春学園(中等部)テニス部に入部し、部員たちと切磋琢磨し、他の強豪校と対戦しながら成長してゆくお話である(はず)。スポ根ものの系統だからなかなか大げさで(失礼をば💦)、高校でなくて中学だから、軟式テニスじゃないかと思うのだが・・・違うのかな?作品は、いったん完結してから「新テニスの王子様」として続き、アニメやミュージカル(略称テニミュ)になって派生作品をたくさん産み出している。最近もテニミュの劇場版アニメが結構ロングランしていた。見なかったけど。ぐぐったら、はじめ登場人物は普通のテニスをしていたが、そのうち神業的アクロバット的な技を駆使するテニスに変貌したらしい。(;^ω^)
 
 
今回の舞台は青学がテニストーナメントを勝ち上がり、いよいよ決勝で王者・立海大付属中と対戦する前日譚から始まる。練習に余念のない青学のメンバーら。
データを駆使する理論派・乾(中山麻生)と、対照的な海堂薫(柳下大)。柳下君は初代タクミであった。海堂役と、下の不二周助(相葉弘樹)役は、別のシーズンのテニミュでも何度か同じくキャスティングされている。はまり役だったのね。右は桃ちゃん先輩こと桃城武(高木心平)。ちなみにアニメ版では乾の声は津田健次郎さんが当てたらしい。
 
 
そして、滝口君と、手塚国光の南圭介くん。なんでかわからないけど、手塚君がなかなか部員たちのところに登場しない。立海に勝つには手塚が7人要るといわれてるけど。
 
 
下はみなで歌っているところ。「強くなるんだ、強くなるんだ・・・(中略)・・・Must be strong, must be strong」なかなか英語は聞き取れなかった。歌詞をはっきりさせないと私は歌の先生に注意されるけどね。(^^;)ダンスはみんなしっかり踊ってるみたい。歌と違ってダンスはほぼ群舞なので上手下手はわからない。きっとみんな上手なんだろう。歌はソロパートのときに上手下手がわかっちゃう。( ̄▽ ̄;)ジャニーズ式にみんながかわるがわるソロを歌う。ミュージカルだし、当然か。左から、不二周助、越前リョーマ(桜田通)、河村隆(渡部紘士)。宙返りは海堂と桃城かな。
 
 
あれ、メンバーの中にリョーマがいない。と思ったら、彼は個人練習でラケット3本分のガットをダメにして、どこの店に直してもらったらいいかと乾に問う。乾は、ここから24km先の店ならできる、走ったら2時間でつくから行ってくればなどという。ヲイ、往復4時間かいな。Σ(゚Д゚)
それに黄色いボールを見ると硬式だなあ。軟式ではそうそうガット壊れないでしょうし。
 
 

一方立海は王者の貫禄はあるが、その分負けられないプレッシャーもある。「負けちゃならない―負けはダメだー」という歌を歌いつつダンスしている。

リョーマは、明日対戦する立海付属の2年切原赤也(大河元気)らにからまれる。本当はやっちゃいけないはずだが、個人で対戦する。かなり厳しい試合だったが、果たしてその結果は?(ここでは謎のままにされる)赤い髪の丸井ブン太が桐山漣、スキンヘッドがジャッカルと呼ばれる子。中学生には見えないよねえ。(^^;)

 

同じころ、立海の副部長真田と柳は、部長の幸村(八神蓮)の病室にいた。彼は何かの病気で手術を待っており、試合には出られない。彼を見舞い、必ず勝つからと励ます真田。幸村は仲間を案じて歌う。思いはチームメートとつながっている。左から幸村精市、真田玄一郎(兼崎健太郎)、柳蓮二(小野健斗)。可愛い柳君は冷静な分析者らしい。
 
 
青学の主将手塚はどこにいるのかわからないが、監督(顧問?)に電話して、一年生ながらリョーマを試合に出したいと訴えていた。ぜひ真田と対戦したほうがいいと思うんです、と。夕焼けに向かって、青学メンバーは決意する。明日は絶対頑張って勝つ。
 

ところで、準決勝で青学と対戦して敗れたらしい六角中のテニス部員たちが、青学を励ましに来た。俺たちの分まで頑張ってくれ、と。彼らはその後なぜかアサリを採ったようだ。客席から登場し、青学を激励するにはやっぱりアサリを持っていくのがいいかなあ、なんて言いつつ。なんだろう、彼らは漁村の子らなの?(千葉県の学校らしい)彼らはむしろ歌もダンスも青学や立海のメンバーよりうまい感じがする。特に佐伯虎次郎役の伊礼彼方くんとか。

 
さて、青学メンバーは各々自宅に帰って明日に備えているが・・・。みんな様々だ。海堂は落ち着かないこともあってか、とにかくランニングし続けている(^^;)し、不二はゾウさんのじょうろでサボテンに水をやりながら話しかけている。あんなに水要らないと思うけどなあ。大石は、「明日大丈夫かなあ💦」と言いつつ、寝られなくて変な姿勢になっているし、菊丸はゲームしている。河村隆はお寿司屋の子?なんだかしゃもじと木桶持ってるが。(^^;)
 
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翌日になった。ファイナルマッチが始まる。なぜかまだ手塚はいなくて、真田と大石(副主将なんだろうね)が握手するが、ふだん控えめで温厚、やや気弱な大石は、ここで、「俺たちが勝つ」とかなんとか宣言してしまう。(・。・; だってそのために日々頑張ってきたんだし。自分で言ってちょっとビビっているが、それに対し、王者立海は余裕だ。
 
 
初戦はダブルス、どちらも2年の海堂薫・桃城武組VS3年の柳生比呂士・仁王雅治組。
 
 
コートのペテン師仁王はパワーリストを巻いたままで、冷静で紳士な柳生と得意技を交換し繰り出す。体力自慢でスネークショットが武器の海堂らは善戦するが、さすがの王者の実力に厳しい結果に。いつもライバルの海堂と桃城だが、桃城が足をケガして、海堂は自分がいつも頭に巻いているバンダナを外し、桃城はそれを足に巻くのだった。髪の撥ねてるのが仁王で、メガネが柳生。桃ちゃんは海堂に気合入れている。
 
 
その2に続きます。