昨夜は21時から23時半まで、ぶっ通しでテレビを見てしまった。しかも22時からのNHKは録画しながら。そんな風に録っておいても、あとで見られるのだろうか、自分?先のシーズンの「大奥」、全部録ったのにまだ見きっていないが。(^^;)
先シーズンには火曜日は「星降る夜に」からの「夕暮れに、手をつなぐ」のハシゴだった。脚本は大石静と北川悦吏子だったが、私的には軍配は大石静。夕暮れのほうは、キャストがみなよかったのに、もったいないと思った。特にやっぱり広瀬すず。あの丸出し九州弁のキャラはどうなの?とは思ったけど。とりあえず2作ともハッピーエンドで後味が良かった。それにしてもムロツヨシは恐るべき役者だなあ。(^^;)
 
さて、昨夜はまずテレ朝の「unknown」から。未知のなにか、というタイトルだろう。オリジナル脚本らしい。やっぱりドラマや映画はオリジナルをもっと作ってほしい。そうすれば原作に縛られることはない。
このドラマではヒロインの高畑充希が吸血鬼、というぶっとんだ設定で、彼女のアダムス・ファミリー的な家族が、吉田鋼太郎のお父さんと麻生久美子のお母さんと彼女。血液は通販で買っている。(・_・;)そんなもの、製造して売っているところあんの!?彼女の仕事は週刊誌の記者で、その相棒の町田啓太君と(あ、彼だけくんづけ(^^ゞ)張り込みなどしている。でも相手役は町田君ではなくて、町のお巡りさんこと田中圭。前にも田中君、何かの映画でお巡りさんの役やってたと思うけど、友情出演的なちょい役で。何だったかな。グッド・モーニング・ショー?
今回はいかにも彼に合いそうな、世話好きないい人の役。吉田さんと共演だと「おっさんずラブ」みたいだ。そういえば脚本家の徳尾さんはおっさんずラブや「私の家政婦ナギサさん」も書いた人らしい。ラブコメとサスペンスの両方を含んだ内容とのこと。続けて見てみよう。
 
こういうおんぶして歩く役、よく似合うなあ。

 

次はTBS「王様に捧ぐ薬指」原作は漫画らしい。

ヒロインは橋本環奈、相手は山田涼介。これはまた美しいカップル。でも、まだ愛はない。傾きかけたブライダル会社の社長新田東郷(山田)は、両親(利重剛・松嶋菜々子)に宣言した手前、1年で会社を立て直すために社員の羽田綾華(橋本)と契約結婚をする。そして憧れられるような2人のシーンを都度配信して、会社のPRをするつもりだ。綾華のほうは子だくさんで経営もうまくない実家の蒲鉾屋(両親は塚地無我とりょう)のためにお金を儲けようとする。彼女は可愛いためにむしろ言い寄る男とそれに嫉妬する女の板挟みになって、転職を繰り返し、そのために悪い評判もたって、恋愛に対して投げやりになっている。でも一話のしまいに、ちらっと坂東龍汰が映ったのだが、彼は彼女の好きだった人みたいだ。余談だけど、綾華のすぐ下の弟役の長尾謙杜がなんだか可愛い。(^^;)ドラマのほうは続けてみるかどうかわからない。裏番組のNHKの、金子大地君が育休をとる刑事役をやる「育休刑事」を見るかもしれない。

 

下は、二人の結婚式の写真。自社のチャペルであげた設定。ウェディングケーキ入刀のとき、ケーキの隣にはデコレーションしたウェディング蒲鉾が。写真はないです。m(__)m 私はもしもらえるならケーキの欠片より切った蒲鉾のほうが欲しいな。

下は両親。最近お父さん役で利重剛さんの露出が多い。松嶋さんも、こんな大きな子を持つ役をするようになったのね。そしてきれいな顔は山田君と似ている感じがする。

 

 

 
最後は23時から、フジテレビの「ホスト相続しちゃいました」

これはヒロインが桜井ユキで、30代のキャリアウーマンではあるのだが、なんとなく仕事に行き詰ってきたところに、可愛がってもらっていたおじさんが亡くなって、その経営していたホストクラブを引き継ぐことになってしまった、という話。ホストなどという職業を下に見ていた彼女だが、三浦翔平や八木勇征などホストたちと関わって考えが変わり、これから私が経営していきますと宣言したところで第一話が終わった。

 

 
これはオリジナルらしい。クラブの経営はあまりうまくいっていないようで、そこを立て直す話になるのだろう。しかもなぜかこのクラブには、実力者が3人いる。(三浦、八木、それに兼近)彼らとうまくやっていけるのだろうか。
 
ここで私はどうしても「インディゴの夜」を思い出してしまう。原作小説はドラマ化され、さっきFODで確認したら63回分あった。放送時私は見ていなくて、小説を読んでいたのだけど、FODのマイリストには入れてある。なかなか全部は見られないけど。何故小説を読んだかというと、ほとんどインディゴという色を表わす言葉に魅かれて。(;^ω^)インディゴとは藍色のことで、青よりもダークな黒っぽい青。青色は藍から作られ、「青は藍より出でて藍より青し」(従藍而青の誉)ということわざもある。昔のジーンズや、日本で麻(のちに木綿)の仕事着・普段着を染めた色。
 
英語では、ブルーには憂鬱と言う意味があるが(ほかの言語だとそれはないと思う)、ジャズに「ムード・インディゴ」と言う曲があって、ブルーどころかもっと落ち込んでてインディゴの気分だよと歌う。BL漫画「ポルノグラファー」の主人公で、小説家の木島の部屋にはそのタイトルのレコードがあり、いつも聞いていたようだ。実際に私がその曲を聴くと、そんなに暗いような印象は受けないけれど。(・_・;)ぱっと聞いただけでは英語の歌詞が聞き取れないという理由だけではないような。そして「インディゴの気分」は、ポルノグラファーシリーズの二作目、すなわち一作目の数年前の、エピソードゼロのような木島と城戸とのお話のタイトルになっている。
 
これが創元社のあと集英社で文庫が出されたときの本。(私の)奥付を見ると2013年第一刷とある。
 
 
インディゴとはホストクラブ「クラブ・インディゴ」のこと。小説では、女性編集者の主人公高原晶(タカハラアキラ)が、同業のオジサン塩谷馨(シオヤカオル)と貯金をはたいてクラブをはじめたのだが、ドラマでは晶(森口瑤子)は編集長の仕事を身に覚えのない収賄容疑で追われ、結婚式のときに婚約者に逃げられ、なぜか家に帰れば家財道具は消えており、塩谷(六角精児)には婚約者が彼に借りていた借金の保証人に晶がなっていると迫られ、その借金を返すため強引に塩谷のもつホストクラブの雇われオーナーにされたのだ。ちなみにホスト相続のほうは歌舞伎町だけどこっちは渋谷。裏渋といわれる界隈らしいが、渋谷駅周辺ももう小説が書かれたころとは様変わりしているんじゃないかな。
 
 
まあそれだけでもなんとご無体な( ノД`)、と絶望的になってしまうが、殺人事件まで絡んでくる。しかし晶は持ち前のバイタリティで、愛すべき個性豊かなホストたちとクラブ・インディゴを切り盛りする。こちらは経営の話と言うよりは、殺人とか失踪とかの事件を解決する話となっている。
 
そのキャストはこちら。(FODより)
 

 
あら、髭フランボワーズ先生(壁こじ参照)もいたのね。(加治将樹さん)
男装してホストをやる女子がいるあたりは、今のドラマと同じだ。
 
ちなみに升さんは、実業家で別のクラブのママです。( ̄▽ ̄;)
 
どんなストーリーになっていくのかは、ちょっと興味があるので(八木君も見たいし)この続きも見るかもしれない。(^^;)